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女性の日。

4月10日は、労働省(現在の厚生労働省)が1949年に「婦人の日」として制定。1998年に「女性の日」に改称。1946年のこの日、戦後初の総選挙で初めて婦人参政権が行使されたことにちなむ。この日から1週間が「女性週間」となっている、だそうです。

さて、弾丸ツアーで訪れたマンチェスターの市庁舎は、ビクトリア様式の荘厳な建物なのですが、入口を入ってすぐ左手におもしろい石像が並んでいました。
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おもしろいっていうか、石像の顔にニットのパッチワークでできたマスクがかぶせてあったの。本来の石像はこんな感じ。とっても荘厳。
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どうしてこんなことになっているかというと、「偉人は男性ばかりじゃない。女性も偉い人がいるわよ」というアピールで、偉業を成し遂げた女性の似顔絵のマスクを編んでかぶせて、首にはその女性の功績が掲げられているっていうわけです。
こんなアイデアを出した人もおもしろいし、それを容認しているマンチェスター市もすばらしいなーと思いました。
市庁舎には、初めての女性議員の肖像画も飾られていました。この絵も実はなかなか飾られなかったんだけど、女性市民たちの強い要望で飾られることになったらしいです。

女性をもっと政治の場へ! その声を世界中の女性たちが上げ続けているんだなあ~って話でした。

いけいけ、イケマキ!
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ヨーロッパ弾丸ツアー報告6

進む自然エネルギーの話。
まずは市民が設立した電力会社(EWS)があるシェーナウ市の教会。屋根には一面、ソーラーパネルが乗っています。写真では一か所乗っていないところがありますが、そこも乗っていたのだけれど、メンテナンス中とのこと。
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教会にソーラーパネルを乗せるにあたっては、行政から「文化財なので」という理由でストップがかかったのだけれど、市民たちはお祭りのついでに、1枚だけソーラーパネルを乗せてイベントを行い、マスコミにも「自然のエネルギーで!」を大々的にPR。その結果、設置の許可がおりたのだそうです。みんなの知恵で問題クリア(*^^)v

翌日訪問したのは、バイオマス発電に転じた農家さん。村で必要な電力の300%を発電しているそうです。元々は酪農と飼料のための農業を営んできましたが、チェルノブイリと狂牛病の影響で収入は不安定。思い切って酪農をやめ、飼料用のトウモロコシや雑穀をタンクで発酵させて熱エネルギーを生み出し、タービンを回す発電所を創設しました。
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発酵後に生じた液肥は農地で使い、発生する余熱は近くの小学校や家々に暖房として使うため、地下ケーブルで送っています。無駄のない仕組みです。酪農をしていた頃と違って、電気は20年間固定価格+ボーナス価格で買い取ってもらえるので、収入は安定しているとのこと。いいね!
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次に訪問したのは、風力発電を持っている農家さん。自宅の屋根にはソーラーパネルを乗せ、森林も持っているので木材チップを使った暖房システムも導入。自然エネルギーを暮らしに上手に取り入れています。
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ヨーロッパ弾丸ツアー報告5

原発に抗う人々。
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スイスのブルッグ、原子力規制委員会が入ったビルの前でスタンディングする人たち。福島の事故が起きた後からスタートし、平日の夕方、ほぼ毎日立っているとのことで、ちょうど1000日を迎えるイベントも開催されました。イベントにはドイツやトルコなどヨーロッパ各地から脱原発を求める人たちが集まりました。わたしもスピーチさせてもらいました。
「福島からやってきました、人見やよいと申します。スイスのみなさんが、脱原発のアクションを1000日も続けていらっしゃることに感謝いたします。福島の原発事故は、5年経っても終わっていません。被害はこれから大きくなるかもしれませんし、事故の収束作業の中で、また事故を起こすかもしれません。福島の事故は、人類が核を弄んではいけないと教えています。どうぞ、早く原発を世界からなくすために手をつなぎましょう。福島を繰り返さないでください。福島は、すっかり悪い名前になってしまいましたが、本当はとても美しいところです。スイスも美しく豊かな自然に恵まれた国だと思います。水・風・太陽・自然のエネルギーに切り替えてください。原発を止めてください。それが、福島から来たわたしのお願いです。世界中の原発を廃炉にする日まで協力しましょう。ありがとうございました」
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このスタンディングの中心人物であるヘイニさんのお宅に一晩泊めていただきました。ヘイニさんの家は、「原発いりません」の旗がしっかりと主張しています。
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翌日、ジュネーブに移動。日本領事館の前にも大勢の人たちが駆け付けていました。このグループを率いているのは、ジャンヌ・ダルクのように勇ましい女性です。言葉はわからないけれど、とにかく勢いがあることだけはわかります。おそらく、「原発をなくしましょうううう!!!」と叫んでおられました。
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そして、残念ながら写真は撮れませんでしたが、WHOの前でスタンディングしている人たちもいます。2007年4月26日以来、見張り番のみなさんは、平日午前8時から午後6時まで、毎日立っているのだそうです。彼らはWHOに対して、原子力と健康の影響を調査するよう、無言の圧力をかけています。次の4月で10年目に突入するスタンディング。なんと粘り強い活動でしょう! 感動です!

ヨーロッパ弾丸ツアー報告4

映画『シェーナウの想い』でおなじみ、脱原発の聖地シェーナウに行ってきました。シェーナウでは、市民たちが電力会社を設立して、送電線を買い取って、いまやドイツ全土に、原子力がかかわっていない電気を届けています。創設メンバーであるスラ―デック夫妻にお目にかかることができました。正直、舞い上がったーーー! めっちゃうれしかったーーー!

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Q:電力会社からの独立を勝ち取るための住民投票に、2度にわたって勝利。素晴らしいことです。村人の説得には、何か魔法の呪文があったのですか?

――魔法の言葉はありません。「電気の講演をします」といっても、人は集まりませんから、全然関係のないコンサートやイベントのついでに、「10分、話させてください」といった感じで広めていきました。電気の話が、各家庭でされるようになるまで続けました。

Q:日本に来て希望を伝えていただけませんか?

――以前、日本に行ったことがあるんですよ。各地で講演をしたり、巻原発の反対運動も見たりしました。いまも、日本からのオファーがあります。しかし、わたしたち夫婦は飛行機に乗らないと決めたんです。飛行機が嫌いだとか、怖いだとか、そういうことではありません。むしろ飛行機に乗るのは好きです。しかし、環境負荷が大きい飛行機には乗らないと決めたので、残念ですが行くことはできません。その代わり、ビデオメッセージやインターネットでの協力はします。

ビデオメッセージは頼めば頂戴できるっぽい! そこで図々しく、福島へのメッセージをお願いしてみました。すると、快諾いただけ、このようなビデオが!
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「福島の親愛なる皆さん。私たちシェーナウの市民は、原子力に対して立ち向かっていく皆さんの力強さに感嘆しています。皆さんが近いうちに、大きな成果を収めるよう、この人道的でない技術との戦いを終わらせることができるように祈っています。私たちも皆さんと一緒に戦います。皆さんへの支援を惜しみません。皆さんへの連帯の気持ちを福島に届けたいと思います」


映画はYoutubeで全編見ることができますー!

ヨーロッパ弾丸ツアー報告3

今回の旅で、よかったなと思うことがあります(実は、よかった話ではないのですが)。
今まで、日本はダメダメで、アベ政権で、独裁で、右傾化で、原発推進で、格差拡大で、弱者切り捨てで、ものすごく酷い国だと思っていました。こんな恥ずかしい国はどこにもないぞと…(-_-;)

でも、実はヨーロッパだって、右傾化で、格差拡大で、難民排除で、差別的で、原発依存から脱していない、ダメダメなところがあるわけで。
今まで、キューバやコスタリカなど、理想を具現化したような国ばかり見たので、気が付きませんでしたが、先進国といわれる国は、何らかの「ダメ」を抱えていました。先進国は、基本的に自分が「勝ち組」になりたい国なので、自己中だし、排他的だし、右傾化も進むんだと思います。

ただ、日本と違うのは、市民が政治に関心が高いってことかもしれません。右派政党が大勝しそうになると、市民それぞれが考え、判断して、きゅっとブレーキを踏む理性がある。そこは、流されやすい日本人とは違うのかもしれません。個の意志が尊重される欧州と、空気を読み大衆化する日本。

自分で調べ、自分で考え、自分で決めて行動することの大切さを、今度の旅で痛感してきました。
ますます、流されないでいこうと思います。

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Appendix

プロフィール

やいちゃん

Author:やいちゃん
福島県郡山市在住のフリーライター人見やよいと申します。「平和・環境・市民運動・脱原発」系の記事を書いています。立ち位置は、右でも左でもなく、ド真ん中王道だと思っています。こおりやま「楽笑村」 代表、原発いらない福島の女たち WEB担当、福島原発告訴団、フクシマ・アクション・プロジェクトなどで活動中。

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