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今月の東電名言「戻っていただきたいと思っています」

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6月30日、東電交渉に参加してきました。
事故後は、さすがに首を垂れる感じもあった東電ですが、徐々に元通りのエリート意識というか、傲慢な感じが見え隠れしています。今回は、作業員の被曝に関する質問が中心だったのですが、噛み合わないやりとりに終始しました。

前回までの交渉で、「作業員には、特別健康診断を受けるよう、個々に通知を出している」という主張があったので、受診率を質問してあったのですが、なんと作業員は16~17%と低く、東電社員は業務の一環として受診しているのか、98%と高いことがわかりました。「被曝量は社員より作業員の方が高いことを把握していながら、この低率はいかがなものか!」ですよね。

「年50ミリ、5年で100ミリを超えないという基準の枠内で作業を行うこと」「数字の見直しを東電として行う考えはないこと」「治療が必要になった場合は、個人負担であり、東電が担う考えはないこと」「労災の認定があれば考慮すること」といった、「それって、加害者責任としてどうよ!」な発言も続きました。この問題はさらに追及です。

また、「現場で働けるようなスキルを持っていないので」「雑用で多忙なので」「管理監督が仕事なので」といった理由から、東電社員はほとんど現場に入らないことも答弁でわかりました。さらに突っ込んで質問すると、「バルブを開閉する」「ホースをつなぐ」といった軽作業なら、東電社員が担当することもあるけれど、それ以上のスキルは持ち合わせていないのだそうです。「誰でもできる簡単な仕事です」という募集で、作業員を集めているという話も聞くのになあ。

「作業員を直接雇用してはどうか、下請けに任せているから、健康状況も把握できないのではないか」という質問には、「雇用の予定はなく、協力企業に人材と仕事を発注するのが、東電社員の役割である」という説明。さらに、「廃炉まで労働力は足りるのか」という質問で、「今後、帰村で戻ってきた場合、採用もある。高専の卒業者からも東電で廃炉に係わる人も出るだろう」という答え。
驚いた和良さんが「帰還したら、労働者が増える、高専からも雇えるというのはおかしい。帰るのは高齢者なんだ。帰還すれば労働人口が増えるってことは、東電は帰還政策に賛成なんだね」と突っ込むと、「戻っていただきたいと考えている」という答え…(@_@;)
まさか、「(収束作業員として)戻っていただきたい」とまで、高飛車なことを考えていたとは!

東電の仕事で、よかったことも1点だけ判明しました。事故直後、とりあえず名前だけ書いて現場に入り、誰がどのような作業に従事してどのくらい被曝したか、わからなくなってしまった問題は、この4年間の後追い調査で、10数人を除いてすべて判明したのだそうです。自己申告になるけれど、被曝線量の認定も済み、放射線登録センターからカードが発行されたとのこと。晩発性の疾病をどこまで認めてもらえるかはこれからの問題ですが、まずは一歩前進したようです。

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東電:2月の名言「放射線に対して、正しく理解されている方は、ご不安を持っていない」

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昨日、2月の東電交渉が行われました。
2015.2.19 再開第18回 東電交渉(いわき市) 冒頭、要請書提出の部分のみ。


少しずつですが、東電と私たちの間には、「被曝」に関する認識に違いがあることがわかってきました。「法律の範囲内で適切に対応している」「どの産業でもリスクはある。その程度の…」「1年50ミリ、5年100ミリを超えなければ」といった言葉が、東電復興本社の方々から聞かれ、ついには「放射線に対して、正しく理解されている方は、ご不安を持っていない」という言葉。
「トリチウムは流させてください」という方針についても、今の科学では「健康影響は少ない」とされているだけで、いずれ、とんでもない害があることが判明するかもしれないじゃないですか。フロンガスが、安全な夢の気体といわれていたようにね。
「何事にも慎重に、おっかなびっくりでいくべきでしょうに!」と思った東電交渉でした。

FFTV特集119<汚染水>福島第一原発汚染水問題/速報:東電交渉@いわき

↑ フクロウの会の阪上さんによる汚染水解説。勉強になるわ~~♪

以下、議事録。例によって、恐ろしく長いです。お時間のある方はどうぞ。


東電交渉2015.2.19

東電:前回の説明に誤りがあり、2点訂正したい。
① 「100倍希釈の飛散防止剤は3号機と4号機に使用」と説明したが、3号機のみ100倍希釈を使用。4号機は100倍希釈使用の事実はなかった。4号機はガレキが建屋の外に飛び散ったということで比較的きれいだったため、プールの中に飛散防止剤が入らないようにできたため希釈しなかった。
② 新聞記事に対する当社のスタンスはホームページに掲載したと説明したが、その記載はなかった。また、議論のやりとりの中で、「新聞記事は間違いなのか」という問いに、「どちらかというと、そうだ」と回答したように認識しているが、大変申し訳ない。マスコミの報道について個々の内容は正しいけれど、東電の主張とは若干違うということを言いたかったわけで、間違っていると主張したかったのではなく、スタンスの違いがあるということが言いたかった。
大変申し訳ありませんでした。

Q:貯蔵タンクに26万トンの汚染水があって、トリチウムは1000兆ベクレルの評価であることは間違いないか。
A:汚染水の中の評価は間違いない。

Q:サブドレンでは、1日にどのくらい。
A:数字としては、今はデータがない。

Q:もうすでに出てしまっている放射能濃度。湾内にこれだけ出してしまっている評価はあるのか。
A:一つは護岸から、一昨年に、地下水の流れと共にじわじわと港湾に流れているトリチウムが20~40兆ベクレル。積算は観測の井戸を掘って、港湾と地下水の間の行き来を算出して出した。一昨年に積算を計算した評価は、ホームページに載っている。その後の積算はあるかは、記憶にない。

Q:漁業者には、風評の被害を議論されていると思うが、サブドレンの議論の前に、26万トンのタンクの1000兆ベクレルに関しては、少なくとも流さないという約束してほしいという話になっているのではないか。
A:地下水のお話の中には、当然のことながら、タンクの中の水を流す話はしていない。地下水をくみ上げて、濃度をはかって流す。サブドレンに関しては、地下水バイパスよりは、若干汚れているので、浄化装置を通して、はかって流すという話をしている。タンクに関してはアルプスを中心とした浄化装置に、トリチウム以外のものは、検出限界までNDまで取り除くという考え方で。タンクの水が万が一漏れたとしても、リスクは最低限に。直接タンクからくる放射線で敷地の線量を下げるというのも目的であり、その水を直接流すという議論は当然のことながらしていない。

Q:タンクの水は流さないという確約はできないのか。
A:今の段階では、流さないと言っているが。タンクのトリチウムの問題が残る。トリチウム以外の核種は取り除くが、国の方もタスクフォースで処理を考えている状況にある。開放するか、セメントで固化するか、溜め続ける、海外と同じように蒸発させてしまうか、いろんな方策が書いてあって、今後どうするかは決まっていない。

Q:海洋放出という選択肢をまず消さないと先に進まない。
A:それは、我々の判断から、タスクフォースの判断にゆだねられている。その段階で、リスクが小さいものを選択している トリチウムを除去する装置の検証試験も始まるので、除去できる可能性もある。除去したら流すかもしれない。今の段階では言えない。

A:流すには、濃度を薄めなくてはならない。そうすると、処理できなくなる。タンクの問題で、規制庁は「タンクにたまっていることがリスクである」という乱暴な議論をしているが、ストロンチウムを取る作業で、周辺の線量は改善すると聞いているがその辺りはどうなのか。
A:リスクを下げるという中には、中の核種を取って、敷地の線量を下げる処理がある。線量に効いてくるセシウムとストロンチウムを取る方法を進めている。当初それを年度内と言っていたが間に合わなくて、3月の半ばに「いつまで」という約束をする予定。今の段階で5月くらい。今、順次進めている。

Q:規制庁の田中さんの考え、「周りの線量が高いんだから流しちゃえ」というのは、あまりにも乱暴だと思う。今言われたように、処理というのは、アルプスを通しているわけじゃないですよね。以前はアルプスでも、今はセシウムの除去装置にゼオライトを入れている。最終的にアルプスを通し直すのか。
A:そうだ。アルプスを通した比較的きれいな水、もう一つは、セシウムとストロンチウムを重点的に取った「ストロンチウム処理水」と、2つがタンクにたまっている状態。最終的にはアルプスを通してトリチウム以外は取る。

Q:今、立てている延びた計画というのは、アルプスを通した計画なのか。
A:ストロンチウムとセシウムは取り除きたい。その後、5月か4月かわからないが、除去した水をすべてアルプスにかけてトリチウム以外は取り除きたい。

Q:報道ではIAEAが「流してしまえ」と言ったように強調されているが、よく聞くと「選択肢を考慮しろ。漁業者と住民の意見をよく聞け」とも言っているが。東電は県漁連の幹部と話しているだけなのか。
A:繰り返しになるが漁連さんは直接的な風評被害。我々のスタンスとしては、風評被害がメインで、そのほかにも風評があればきいていきたい。説明も、漁業者、県民会議、議会の中でご説明する。ホームページも最新のデータで説明する。それで十分だと考えている。

Q:トリチウムの放出については、濃度だけじゃなく、総量も一定以上出さないと決めないといけない。総量規制をどうするのか、環境アセスをどうするのか、単純に薄めてしまえば出せるというのは受け入れられない。薄めてしまったら処理ができなくなってしまう。将来、技術開発ができたとしても処理できなくなる。
A:おっしゃることはわかるけれど、トリチウムの問題は、タスクフォースの中で検討している段階。

Q:今日の要請書の中身に次回、回答いただきたいが、漁業者のみに回答していることの限界はある。漁業者には生業としての被害はあるが、そのほかにも水産関連業者にもあるし、実害も風評も、漁業者のみというのは、いかにも説得力がない。全漁連の声明の中にも、国民全体に丁寧に行われるべきであるとある。国側も説明に出てくるべきではないのか、国と一緒になってやらない限りは、漁業者が苦渋の選択をしなければならないだけで、漁業者にこれ以上迫るのは酷じゃないかと思う。合意を形成するというのであれば、手立てをするところまで来ているのではないかと思う。IAEAでさえ、「地元の理解が前提」といっているのだから、地元は漁業者だけではないのでね、その辺りを心してもらいたい。
規制委員会が貯蔵液体の削減として、貯蔵タンクの放出といっているので、タンクの放出が決まっていると思えるので、漁業者は自分たちが認めたら、サブドレンだけではなく、タンクも流す責めを負わされるのではないかということが、大きな負担になっていると思う。これ以上、漁業者を苦しめないで、今のトリチウムのタスクフォースの内容も説明しながら、汚染水対策を国民的議論にして今こそ確率していかなければ。これ以上、付け焼刃、付け焼刃で行くのは、増築している旅館で火事になってどこに避難していいかわからない状況に見える。ここで立ち止まってきちんと整理すべきじゃないか。と思って、要請書を出しているので、その辺りを踏まえて、次回、ご回答いただきたい。

前回の積み残し回答

Q:救急車で搬出する場合、除染の基準はどうか。
A:除染の基準、怪我をされたり、病気になったり、緊急で搬送される場合は、命が優先される。救急車で病院に先回りをして、治療優先という形でやっている。基準という意味からすると、1万3000cpmというのが基準であり、管理区域から出るには1万3000が通常の基準になる。搬送という意味からいえば、何が何でも守るということではない。

Q:事故原因の調査はこれからということだったが、判明したのか。
A:第一、第二で死亡事故が起きた。2週間作業を止めて、工事を止めて、何が問題なのか、我々と業者でパトロールをして、問題点を、全員を参加する形で事例の検討会を開いた。今回、ベテランの方が落っこちた。本来、考えられない事故。ひも解くと、検査をやるにあたって、灯りを取るにあたって、仮設の照明を入れていたという情報が共有できていなかった、安全帯をつけなかった。請負さんから我々が引き継いだとき、注意書きの張り紙をはがしていた。作業に当たる方も、立ち止まって考えられるように、事例を洗い出した。合計600件。

Q:長方形のマンホールの蓋は検討したのか。
A:フランジタンクは四角。溶接型はハッチ(潜水艦のような)タイプ。フランジタイプは、通常ほとんど開けることはないので、そのまま作り続けてきた。新しいタンクは改善してある。

Q:フランジタイプはいくつ。
A:300基くらい。順次変えている段階。作業は2人以上で、必ず帯をつけて作業しなさいと指導。

Q:チームで作業していると思うけれど、いつもと同じチームだったのか。
A:作業ではなく、今回は確認検査。いつもとは違う認識。

Q:いつもと違う形態で作業することが、一番危険だったのではないか。
A:おっしゃる通りで大反省している。

Q:警察はどういう捜査をしているのか。事件なのか、事故なのか。
A:捜査しているということしかわからない。

Q:チーム編成に留意しているところはあるのか。
A:周りにいた人が、その人に注意する状況じゃなかった。単独作業はしないこと。過去の経験や上位社員、責任者だろうが、社長だろうが、注意できる雰囲気を作っていくことが大事だと思う。気軽に声をかけられる雰囲気。

Q:同じ会社同士で組ませているのか。
A:それは同じ会社。塩原が言ったように、経験、上位職など、現場で違ってくる。

Q:チーム編成を変えることはないのか。
A:それはないと思う。チームの中で、何が危険なのかを認識するようにしている。作業員の名簿はいただいているので、関係のない人が突然入ってくるということはない。

Q:事故について、単独で行動してはならないときに、単独で行動したから事故が起きたといっているように聞こえるが。
A:それだけではない。大きな話でいうと、安全な設備であることが大事であり、さらに意識の問題がある。作業者の力量の問題があって、過去のトラブルをどうして深堀して、対策を話し合う。そういうものをどうやって水平展開をしていくのか、そういう話もしている。現場の作業者の話になっているので単独作業がクローズアップされたが、さまざまな対策を取ろうとしている。

Q:労基署は、現場を見ているのか、確認したのか。
A:警察と労基署は入っているはずだ。

Q:現場の人から「現場は暗かった」と聞いている。東電が一つひとつ確認をすべきじゃないか。事故が起きないようにするという前提が大事。
A:暗い中で作業する環境を整えていなかったのは、ご指摘の通り。しっかり環境を整えていく。

Q:仮設の照明があったら、蓋を開けなくて済んだのか。
A:工事担当者が、検査のために、開けなくて済むようにつけたと思う。そこはどうだったかは、仮定の話になるので。今までの検査の中で、天板を開けたこともあった。もっと明るさがほしいということで。

Q:あがった方は、仮設照明がないと思ってあがったのか。
A:想像だが、「じゃ、開けてくるよ」と言ってパッと上がられてしまったと。ご本人が亡くなられているので。

Q:ベテランの作業員の方が、なおかつ指導的役割の方が、構内の照明があるかないかを確認できる環境になかったと受け止めていいのか。
A:現場、現場で、どういうやり取りをしていたのかが我々が踏み込めないところもある。各現場を回って是正をしているところ。

Q:ベテラン作業員が事故にあったことで不安に思う。
亡くなられた方は、今まで天板の上に上がったことはあったのか。
A:そこは、即答できない。把握していない。

Q:東電は、全然把握していないんじゃないかなと思う。働いている人から聞くと、東電は現場に直に回ってこないと聞いている。確認作業も遅いと聞いている。わからない、わからないだらけで。確認して、毎回毎回回って、確認すべきじゃないかと思う。何が起こるかわからない。
A:ご指摘の通り、なかなか現場に行けていないのも事実。当社だけじゃなく、協力企業も一緒に定期的に回って、対策を継続的に行っていきたい。

Q:ドクターヘリの常設、医療施設のサイト内常設について検討してほしい。
A:福島第一は、速やかな医療提供のため、救急医療施設を開設した。救急専門医師、救急救命士、看護師等から構成される24時間の医療体制を確保。社有の救急車を配備し、公設の救急車に引き渡す体制。ドクターヘリは、発電所の北、約3キロの郡山海岸駐車場を駐機地に、迅速な搬送が可能な体制を実施している。

Q:チーム編成は。
A:常時医師1人、看護師は不明。必ず医師がいる。専門は救急科専門医師。

Q:それは医療施設ではないね。これまで、何人が亡くなりましたか。
A:事故後、第一2名、第二1名。

Q:ヘリが着陸できるといっても、作業員の命が守られる体制にあるのかどうかで信頼関係が違う。何かあったときに救命ができるのかといっていた矢先。今回も、いわきの協立まで救急車で搬送したんでしょ。今回は、医師の方が救命措置をしたのか。
A:ERに運んで緊急措置はやった。

Q:治療行為もできるようにしないと、長期の作業になるんだから。ERっていってもね、医師1人では何もできない。搬送っていっても、救急車もどんなにがんばっても1時間以上かかる。やっぱり、そういう施設をサイト内に作らない限り、救われない。そこまで踏み切る方針は取れないものか。この作業は来年終わる話ではないでしょ。今のまま、協立でいいのか。ドクターヘリは常時いないと。それでは救える命も救えないんじゃないか。
A:今の環境で十分だとは思っていない。できるだけよりよくする努力をしていく。手術できるのか、ドクターヘリがいいのか。できることから。

Q:ドクターヘリは駐機しているのがいい。ドクターヘリは県のもの。それを東電でもつか、県でもつかはどちらでもいいけれど、サイト内に整備するくらいのお金はあるでしょう。温かいご飯も休憩所も必要だけれど、救急施設をサイト内に整備するくらいね。
東電の下請けの下請けから聞くと、みんな、「現場に医者がいない。手術できる医者がいない。胸が苦しくなっても言う医者がいない。俺たちの命は誰が守ってくれるんだ。守られないで終わってしまうんじゃないか」と言っている。考えてもらわないと。廃炉作業は何年続くかわからない。手術できる体制。東電が金を出して作るべき。
郡山海岸駐車場といっても現場からかなり離れている。
A:3キロ。

Q:3キロでしょ。構内にできないのか。
A:線量の問題もある。海岸にはドクターヘリがとまれる場所がある。

Q:同じような広さの場所が、東電の構内にはいくらでもあるでしょう。
A:どこら辺に。

Q:門から入って第一の右手の方。
A:そこは、タンク群になっている。グラウンドとかがあった場所も。

Q:タンクにしてもいいけれど、駐機場は中に作るべき。
A:第二にはある。ヘリがとまれる。

Q:大河原とか。広くていい。
A:作る、作らないとここでは答えられない。ご意見は承る。

Q:これはみんなの願い。
A:即答はできない。

Q:労働環境の整備、線量の低減、無理のない作業工程、緊急時対応、医療施設の常設化を、ここ1、2年で整備していく必要がある。サイト内に、東電病院を再建したらいい。
「緊急の医療施設を作ったらどうか」という話が市民側から出ているが、作業員から要望は出ていないのか。
A:作業員全員に、アンケートは取っている。優先順位があって、休憩所、食事は上位にあったので対策した。心配だという声で一番多いのは、被曝が上位。被曝の相談窓口を設置した。

Q:そのアンケートはホームページに載っているのか。
A:11月に5回目が載っている。

Q:医療分野の話で、事故が起きてから、いわき協立病院では距離が遠すぎる。ヘリでも何十分もかかる。東電は自社でヘリをお持ちじゃないのか。5、6機あったはずだ。その1機を常駐させればいいのではないか。
A:自社だったか、関係会社だったか。それは、送電線の巡視用にある。

Q:所有しているのだから、ヘリポートを作って、除染して、作業員さんのために、労働環境を整えるのが東電の責任。
A:否定しないが、できることから順次。

Q:検討してみる価値はある。
A:価値がないといっていない。

Q:じゃあ、検討してほしい。

Q:ガラスバッチのメーカー。
A:APDが2社、Panasonicと富士電機。ガラスバッチは千代田テクノ1社。リングバッチも千代田。

Q:背面からの線量が低く出る、遮蔽効果が問題になっている。ガラスバッチは、原発の労働環境は、放射線は一定方向からを前提としているのか。
A:専門家じゃないので簡単な説明になるが、放射線を計測する計測器は、はかってみると、背面からは低く出るのは間違いない。全体が同じ線量であれば、前面で受けたものを全身で被曝を受けたと換算するので、基本的には、ここにつけていれば、線量がはかれると思っている。周囲から全面的に出ているので、計測器で個人線量として計れているという理解。

Q:事故前の原発の労働環境は、前面から、全体からなの。
A:ほとんど正面から。今は、線量は均等に出ているという考えで、過大評価を。

Q:背面からの遮蔽というのは、単純に換算すれば済む話だと思ったが、やられているのか。
A:作業ごとに考えなければならない。いろんなことをかんがみて防護の考え方はあるので、作業ごとに、放射線のエキスパートがいるので、作業ごとにケースバイケース。

Q:燃料で、未使用と使用済みの取り出しのタイミングは。
A:初回から70機までの間で、線量が下がっていくなかで、だいたい63機目くらいが、使用済み燃料を全部取り出したタイミング。

Q:漁業者説明会に同席している省庁はどこか。
A:経済産業省と、内閣府原子力災害対策本部廃炉汚染水対策現地事務所の2つ。

Q:その本部は、どこに。
A:Jビレッジの前。行ったことはない。

Q:市民向け説明会の開催は従来通り。これはまた次回に持ち越し。
A:塩原さんの説明通り。

***

Q:昨年12月20日の説明会で、「燃料デブリから出ている放射能は過去のものが流出している」という説明があったがこれは間違いないのか。
A:熱が出ているのは事実。核分裂が起こっているのではなく、熱は出ている。熱が出ているので冷やしている。今も核分裂しているということではなく、事故当時に発生した放射性物質である。濃度も若干ではあるが下がってきている。このデータも事実だし、説明したことも事実。

Q:要するに、核分裂ではなく、崩壊熱ということか。
A:そう。崩壊熱が出ている。

Q:現在、原子炉が核分裂していると私の主張はしないが、崩壊熱をどう理解するのかということだと思う。それほどの違いがないということであれば、そう理解する。

Q:第一原発の地下水のような状況はほかにもあると聞く。どの会社のどこのプラントでこれほどの地下水が流入しているのか教えてほしい。
A:当社の柏崎のプラントでもサブドレンから地下水をくみ上げている。実は柏崎の方が、第一よりも量が多い。第一は、事故前、通常800~850トンの地下水だったが、柏崎はそれよりも多い地下水をくみ上げている。地下水は、海沿いに建てている以上、しかたがない。同様のことが起こっている。

Q:確か3000トンかな。1~7まで合わせて。福島の3倍くらい。
A:おっしゃる通り。ありがとうございます。

Q: 柏先刈羽も同じ状況であると。中越沖地震のときに水浸しになって、汲み上げができなくて、建屋が止水されていないので、同じ問題を抱えている。
A:おっしゃる通り。

Q:柏崎の周囲の人たちは、福島よりも酷い状況であることをわかっているのか。
A:そういう細かい説明まではしていない。建屋の設計上の話なので。通常は、建屋に侵入するかどうかはわからない。

Q:福島の現状は、地下水、デブリ、難しい状態。40年という歳月もかかる。柏崎刈羽の再稼働にも、福島第一以上の困難な状況であることを、東電も地元のみなさんに教えていく必要がある。わたしもこういう状況にあると、主張させていただく。
A:我々の反省点。地震の設計上の対応の不備、津波に対する防護の弱さを露呈して電源を喪失してしまった。地下水の問題が起きないように、電源を確保するとか、津波が侵入しないようにするとか、柏崎では厳重にやっている。地下水の問題を起こさない前段で対応していると、お答えせざるを得ない。

Q:汚染水問題って、元をたどると、格納プールのつなぎ目の破損から始まっていると思うけれど。そこが弱点、柏崎の話が出たけれど、建屋が止水していないので、深刻な事態を引き起こしている。そもそも何で下の方が切れたのか。一番弱いところとして指摘はされてきた。その状況はきちんと把握されているのか。柏崎は、審査の対象になっていない。上の方から切れて出ていったらという話はしているけれど、下の方が切れて水が発生して、しかもサブドレンが止まったら地下水が入ってくるという議論は、新規制基準の中で、話されていない。議論は全くされていない。その議論は東電ではどう考えているのか。
A:回答に窮するところだが、根本原因は炉心を溶融させてしまった。冷却能力を喪失。絶対にあってはならないので、電源の多重化、バックアップ。水が入ってくることには、建築の問題なので、完全な止水もできるのかもしれないが、その際、貫通孔の防水加工を、相当ハードなものにしなければならない。それをしないために、サブドレンで抜くという工法を使ってきた。一般的に。柏崎で絶対に水が入ってきてはいけないのかということに対しては、津波のように緊急なものは対応しなければならないと思うが、サブドレンという装置で止水するという・・・(聞こえず)。

Q:地震が来れば止まるんですよ。なんらかの対処は必要。最初に切れた状況で、いつ、どこで切れたのか把握したのか。
A:ロボットを開発して確認しているが、全体像をつかみかねている。

Q:そういう意味では、汚染水の対策も、どういう形で発生して、どうしてここまで広がって、そもそもわからない。過程の検証もできていない。
A:原子炉圧力容器に、穴があいて、水をかけている。タービン建屋に拡がって、そこが一番大きな要因。ほとんどは圧力容器の底から出ている。

Q:圧力容器じゃなく、建屋の底が抜けている可能性はないのか。
A:確認できない。評価上は、コンクリートで収まっているという評価。ロボットを開発して確認していく。

Q:多くの放射能が出ていて、東電のホームページの廃炉プロジェクトには湾内に汚染水が出ていて、そこにトリチウムを流してしまうことは何とかやめてほしい。とりあえずはタンクでためるしかないと思う。被曝低減を考えながら、タンクにためて持ちこたえる努力。全力をあげていただきたい。
A:その通りにやっている。いつまでもためておけないので、その後は、タスクフォースの議論を踏まえて判断を。サブドレン、凍土壁で、汚染水を減らす努力もしている。

Q:そこはどうなの。陸側遮水壁で止まるの。
A:新聞等でいろいろ書かれているが、工事は死亡事故を踏まえて若干遅れているが、冷却設備はほぼ完成、陸側は9割完成。海側は遅れているが。凍結時期は3月からスタートで、凍結を開始してから状況を見る。

Q:山側の凍土の試験をやるらしいが。1ヵ月くらいかかると聞く。ということは、3月には凍らないでしょ。
A:3月に凍結を開始する。部分的に凍らせていく。

Q:冷凍機の試験はやるでしょ。民友に書いてあった。
A:冷凍機設備の試験はやる。冷蔵庫を動かすだけで、試験だとしても影響はない。いったい何が問題なのか。遅れる可能性はある。時期はずれる。一週間工事も止まったのだから。

Q:3月には凍らない見通しだという記事も見た。大幅にずれるのか。
A:どうしたら遅れずに済むのか。検討している。

Q:アンケートの中でも、作業員の心配は、外部被曝の量だと思う。外部被曝の個々のデータは放射線協会にあげているというが、そのデータは東電も持っているのか。
A:管理はしていない。大体の分布は見ているが。

Q:この先、ある程度の被曝がいくと、肝心の燃料取りだしのとき、ベテランの作業員がいなくなるのでは。技術をひきついでいけるのか。作業員の経験年数。被曝の程度。作業員すべてのデータを東電は把握しているのか。その後の体制も考えているのか。被曝して具合が悪くなったり、白血病やガンになったりしたときの体制はどうなっているのか。労災申請はどうなのか。最低の線量5.何ミリでも白血病になる。そのとき、認定していないと聞く。認定するのか、損害賠償するのか、東電として責任を持って治療の面倒をみるのか。
A:被曝の観点と、作業員確保の観点。作業員確保の観点では、毎月0.6ミリくらいにしていて、1年50ミリ、5年100ミリより十分低いので、被曝で作業をできなくなることはない。病気の観点では、厚生労働省の復旧に関して、5年で100ミリ、1年50ミリを超えた方には、無料で健康診断を受けられる制度がある。東電では、さらに手厚い健康診断を受けていただける仕組みを作っている。5年で白血病という話は、因果関係を認めるというよりも、労働者法の観点で積極的に労災を認めていきましょうという話。5ミリシーベルトで白血病になる可能性があがることはない。

Q:そこは知っている。労働被曝に関して、一切認めていない。今後、白血病にならなくちゃ認めないのか、ある程度の被曝で病気になったら認めるのか。治療に責任を持つだけじゃなくて、被曝労働をした人に対して、どこまで面倒をみるのかが知りたい。
だから、健康診断しか東電はいっていない。治療にお金を出す制度があるのか。
A:ないですね。

Q:それじゃ、作業員は集まらない。
A:国で定められた1年50や、5年で100で、それを十分下回る線量でいくことが、我々が守らなくちゃいけない仕組み。

Q:そんなの当たり前。最低限。
A:職業上のリスクはどんな仕事でもあるわけで、その程度の。
<その程度? その程度…その程度…今の言葉、撤回、撤回、ざわざわ…>
A:撤回じゃなくてですね。5年100、1年50っていうのは、他の産業界のリスクと比べて、同等のリスクであるという前提で、法律で定められているもの。
<放射能は違うでしょ…>
A:放射能は違うじゃなくて同じだ。たとえば、化学薬品工場、工事現場でも、様々な労働災害、事故は起きる。同じように、原発でも被曝の問題がある。そのリスクをできるだけ、ほかの産業のリスクと同じか、同等以下にするために、5年100、1年50が定められた限度だ。

Q:リスクが違う。被曝っていうリスクは原発特有のリスク。
A:いや、医療被曝もある。放射線ということでは同じ。
<医療被曝はもっと厳しいよ>

Q:法律を守るのは当然。大量に、原子力発電所時代の1Fの被曝量とは比べ物にならないくらい、たくさんの方が大量に被曝している。
A:当初は特にそうだ。

Q:そう。ひどい。多くの方が、放射線に関係する病気になる懸念がある。それに対して、東電はどんな対応をしているのかが知りたい。健康診断に対して補助を出すのはもちろん、発病にも対応すべき。治療に対して。
A:それはその時の状況に応じて。今はそれしかいえない。

Q:今後、作業員は足りるのか。
A:今、いわれたように、当初は被曝が大きかった。今は、ほとんどの作業に対して低いレベルで抑えている。月に0.6で抑えている。特別な作業、これから原子炉に入る作業も出てくるが、それを除けばほとんどの方がかなり低いレベル。数字は公開している。

Q:月0.6でも、同じ作業をしていれば、相当いく。
A:同じ作業なら、12倍で。

Q:受けた被曝が、職場を離れた後で何らかの影響が出て、発病することもある。
A:放射線と因果関係があるとなれば、そういう話にもなると思う。当然、ガンになるには、化学物質の影響、たばこの影響もある。

Q:今の話は、質問に答えていない。30年、40年を、この状況、7000人が、維持し、継続できるのかと聞いている。
A:そのために、放射線を低く抑える。労働環境という意味では、けがをされたときは、事故対策を。

Q:今回の労災の中で、社長は「短期に指導者がいない」と言っていた。指導者がいないというのは、被曝をしていない状況だと思う。被曝して熟練者がいない状況で、今後とも、維持できるのか。
A:30年、40年の中で、人材を育てていかねばならないことも事実。事故を踏まえて体験できる場を作り、手順書を作り、作業のスキルアップもしていく。どの工事現場も一緒だ。

Q:新聞で、作業員の経験年数はほとんど1年と読んだ。それは事実か。
A:福島第一では、初めて採用される方がほとんど。4年経ち、入れ替わりもある。

Q:経験の引き継ぎはあるのか。
A:第一での経験は1年でも、他の原発で10年という方も。

Q:1Fでの経験の引継ぎが大事。
A:おっしゃる通り。

Q:あちこち回っているけれど、「交代要員がいない」「仕事がわかる人がいない」という話も聞く。下請けから全部調査してほしい。何人がどれだけ必要かわからない。
A:まだわからない。

Q:労働問題で、みなさん方は非常に甘い。労働災害も増えている。3倍どころの話じゃない。人数も増え、熟練作業員はいなくなっている。認識しなくちゃいけない。今言われた、労災白血病の問題で、1年5.2ミリシーベルト×年数で、白血病は100%認定されるわけだ。そしてその時、日本の法理論からいって、労働者の救済であるという。そういう東電という放射線を扱っている立場の企業がいうべきことじゃないということなんだ。
A:一つ、間違っているのは、5.2は累計。

Q:当たり前でしょ。年間5ミリシーベルト以上で被曝した場合だ。
A:いや、累計。生涯5ミリ。

Q:当然。今、労災認定の話だ。
A:もっと厳しい。

Q:累計5.2で補償されている。そうでしょ。
A:その通り。

Q:それを、日本の労働体系からいって労働者保護のためのものだなんてことをね、東電の第一原発の担当者がいうべきことじゃない。今ね、この放射線問題で、あなたがた、働いている人たちが苦しんでいるかということだ。それをね、現場にいない状況で、それは保護政策ですよ、という発言はいうべきじゃない。
労働者一人ひとりを回って、どのくらいの人が、何年にわたって必要であるかを計算してほしいし。
A:ですからアンケートをとったり、いろいろ窓口を設けたりしている。ご不安があれば聞いている。

Q:アンケート取る以前に、自分たちが、労働者の基準法ではなく、放射性物質を扱う人たちは特別な対応がなされるべき。常識だ。
A:常識的にやっている。ご不安なところを聞いている。

Q:アンケートをとっていますから、というのはおかしくないか。
A:アンケートには、我々がわからない、ご不安なところを聞いている。

Q:どうしてわからないのか。こうやって、東電交渉も長年やっている。いろんな事故から学ぶっていうか。一番先に逃げたのは東電の人たちだと聞いている。
A:いいえ、違う。

Q:大変だからと、東電が逃げたと、デマかもしれないが聞いた。東電は一番危険だとわかっているから逃げた。
A:わかっているから、我々が最初に行った。

Q:そういう状況で作業員のアンケートを取るというのはどんなアンケートなのか。
A:放射線に対して、正しく理解されている方は、ご不安を持っていない。
<ええーーー>

Q:それは私たちが、理解不足で。
A:申し訳ない、言い方がおかしかった。実際に、不安を持っている方と持っていない方がいる。すみません。

Q:話は違うが、福島原発の最大の試算は26.3メートルと出たけれど、それに対する対策、津波対策を取っているのか。今は8メートル対策だと思うが。
A:我々の試算が26.3メートル。8メートルは仮の防潮堤で、それ以上の津波が来た場合は当然かぶってしまうので、建物の水密化を一部している。全部じゃない。津波で壊れる施設はいっぱいあるので、原子炉を守るために、水を絶やさないよう、電源と消防車を高台に置いて、消防車と電源を確保している。原子炉の注水は続けられるよう、最低限の水を絶やさないための対策を。将来的に決まったら、改めて検討していく。

Q:被曝問題で、納得いかないところがある。1976年、東電社員55%が被曝に不安というアンケートがある。その時に、みなさんの先輩は、「被曝労働は下請けに回せ」という要望を出した。そういう状況で簡単にいわれたんでは我慢ができない。
総被曝線量は、最大で129.8ミリシーベルト、一番低い人は5.2ミリシーベルト。そういう状況で、多くの人が不安を感じている。そして、社員だって同じだ。放射線の問題というのは、大変奥が深くて、労働者にとって最も心配なことだということに対して、襟を正していただきたい。
A:前にもお話した通り、アンケートをとったときに、被曝の問題が一番の不安要素。相談する仕組み、定期的な健康診断のお金も支給するようにした。我々は法律以下だからといって、いいんだと言っているわけじゃない。不安な方にはこういう管理の仕方をしているんですよ。心配だったら病院で検査を受けてくださいよとか案内しているわけで、決して被曝を甘くみていることはない。

Q:さっきいった、5.2ミリシーベルトは、これは労働者保護の面から出たもんだというようなことを、東京電力の被曝問題を扱っているそういう立場の人間の発言ではないんだよ。
A:逆に聞きますが、5.2ミリシーベルトで白血病になるという医学的な根拠を示していただけますか。
Q:何をいっているんだ。労働省にいってください。私たちに言うべき問題じゃない。何をいっているんですか。事故を起こしておいて、何をいっているんですか。
A:我々は、法律の範囲内でしっかり労働者の安全を確保しております。
Q:それは開き直りだ。
A:開き直りではありません。
Q:労働省に言え。私に言う前に。
Q:自分らで事故を起こしたのに、それは言うべき言葉じゃないですよ。
Q:冷静さがない。
Q:私たち、大熊町でもたくさんの人が働いている。彼らが言うには、「一番怖いのは被曝だ。しかし、働かなくちゃ廃炉が守られないから必死だ」。東電社員も言っていますよ「誰も交代要員が来ない。自分の体がどうなっているかわからない。上層部は全然聞いてくれない」。みなさん、机の前にいるから。現場で働いている人は大変なんだ。同じ東電社員だって。なんでわかってあげないのか。昔、血液検査、尿検査もしていたでしょ。その結果はどこにいったんですか。因果関係がないというのなら、公表して、出してくださいよ。そういう今の言い方、働いている人にとっては酷ですよ。本当に酷い。
Q:よく、先輩のことも聞きなさいよ。軽々にそういうことを言うべきじゃないの。事故を起こしているんでしょ。毎日毎日放射線を出しておいて、お互い謙虚になるべきでしょ。
Q:今の発言は、ちょっと取り消すべきだな。
Q:言葉の端端に、支給しているとか、やってあげているとか、その程度とか、そういう考えが、根底にあるんじゃないですか。支給しているじゃなく、当然のこと。そういう気持ちが、「労働者保護でやっている」という発言につながる。
Q:これはもう、考えざるを得ない。私たちはできるだけ冷静に話していますよ。あなた方の話も、それほどの違いがないとわかれば「わかりました」といいますよ。それなのに、そういう言い方をされると、何のために交渉しているのか、正直わからないですよ。

Q:この議事録は上層部に届くのか。
A:議事録は届けている。

Q:あなたの言葉もそのまま届くんですね。
A:そうだ。

Q:いずれにしても、今後40年ともいわれる廃炉作業の中で、被曝労働の問題は根幹。琴線に触れる部分については慎重に発言してもらいたい。放射線防護をしたうえで、労働者の保護をしていかないと、廃炉も立ち行かないわけですから、そこは冷静に。我々もカッカすることもあるけれど、お互い、感情の動物ですから。よりよい方向に行かなければ、より被曝量を低減して、廃炉の日を迎えたい気持ちは同じ。汚染水の問題も、漁業者に転嫁すればいい問題ではなく、国に東電からもいうべきこと。国が前面に立つというなら、国が説明すべきじゃないですかというべきではないかと思う。労働者の被曝と救急医療体制については、回答があったが、次回、もう一度回答がほしい。7000人のうち半分は福島県民。労働者の45%だ。そして、全国から来て働いている人たちが、いざというときに命が救われるという状況にしていただきたい。緊急時医療体制、常時医療施設、ヘリを自社で常設。自社というか、国も配置すべきだ。いろいろなチャンネルで我々も要求していくから、みなさんもきちんと対応いただきたい。被曝労働の問題には認識の差があるので、みなさんも誤っていると思えば、訂正していただきたい。

今日のところは、これくらいに。

Q:被曝と発病の因果関係は証明できない。急性障害以外はもともと証明できないものなので、被曝量を減らしてく方向で、お互いに話をしましょう。因果関係の話を、ここでしても意味がない。お互いに、もうちょっと認識を変えないと話し合っていけない。

Q:次回でいいんですけれど、さっきの1万3000cpmというのは、線量率でいくつ。
A:換算すると、汚染密度40ベクレル/平方センチメートル。

次回は、4月7日で。

東電:1月の名言「お金は実害、放射線は風評」

2015年最初の東電交渉が21日に開催されました。前日に福島第一と第二で死亡事故が起きたため、その説明からスタート。その後に、継続になっていた質疑を取り交わしました。議事録はブログの最後に貼り付けますが、ものすごく長いので時間のある方だけじっくりどうぞ。

交渉でわかったのは、東電側は「トリチウムの健康影響は大したことはないから、海に全部流す」と決意していること。そして「危険なら説明するが、安全であるという説明をする必要はないので、市民向け説明会は開かない」と国(経産省エネ庁)と協議の上、既に決定していること。さらに「汚染水のタンクを増やすリスクと、海に流すリスクのバランスから、海に流そう」と決めたこと。「汚染水のタンクがあると、帰還が困難になり福島の復興は進まない」と考えていること。そして「(漁業者のみなさんが受ける)お金の被害は実害だけど、放射線は風評だ」と考えていること。

市民側とは、認識がかなり違うことがよくわかりました。

とりあえず、漁業者のみなさんが納得していないので、今のところ海への放出は延期されていますが、「最後は金目」という政府ですから、いつの間にか個別補償でこっそり手打ちをしてしまい、いつの間にか流されるんじゃないかと思います。
アルプスでもまったく除去できないトリチウムは1000兆ベクレルだそうです。それを全部、海に流しますって話なのです。健康被害は立証されていませんが、それはリスクは未確認だということです。リスクはまったくないということではありません。そんなものを流されたら、未来永劫、福島の復興はないってことだと思います。
海は漁業者と東電のものではありません。流す前に止めましょう。



以下、議事録

◆死亡事故の説明◆
1.第一原発:雨水タンクからの転落事故。
雨水受けタンク、堰に溜まって雨水を受ける仕組み。新しく設置したタンクの内部の漏洩検査。中に入ったところ、中が暗いということで、太陽光を入れようと天井のマンホールをあけたところ、10メートル落下。9時6分。救急医療室に9時43分。ドクターヘリを要請するも、天候のせいで救急車に切り替え、11時43分に病院到着。いわき協立病院で翌日未明1:22死亡。
天板のマンホールは、1メートル×80センチのお弁当箱の蓋のような形状。高所作業では、安全帯をつける基本動作があるはずだが、使用した形跡がない。手順に沿っていたのか。蓋をあける手順を遵守したのかを確認中。
現場の危険個所をつぶしていっている。昨日は緊急会見を行い、本日、作業を中止して、問題点を点検している。第一、第二、安全点検。
2.第二原発:濃縮機事故。
第二でも、最低限必要な設備の点検を行っている。プラントからの廃棄物の処理。1号機から出てくる廃棄物。5階で、液体の濃縮機を点検していた。点検用の台に頭部が挟まれ、頭部から血を流し意識不明。9時ごろ、出発し、9時半に発見。37分に救急車要請。42分に応急処置室。10時48分にドクターヘリ出発。11時20分病院到着。11時57分死亡確認。
お椀のような機器がついていて、回転させて使用するもの。基本動作の徹底を福島第一、第二に徹底、確認しているところ。

Q:我々としても、7000人もの人が作業され、困難な作業をされている中で、今回の事故は残念だと考えている。作業環境、作業動作、無理があるのかという感じがする。安全帯をつける基本的な安全策をとらずに、急がせているのかという感じがする。安全よりも効率、タイムテーブルという問題が前提としてあったのでは。無理をしている、させている環境ではないか。無理はないのか。

A:被災されたのは、作業員ではなく検査のために入った方だった。急がせているということではないと思う。

Q:では、監督する側の人が安全対策を怠ったのか。余裕がないのでは。

A:いろいろ要因はあり、余裕がないのかもしれない。予断を持たずに、こういう事故がないように、要因を検証している。確認がとれた作業から作業をスタートさせる。安全確認を。

Q:マンホールは普通、丸型。形が四角だったせいで落ちたのではないのか。

A:当然、ある。既製品で問題があった。お弁当のふたのように、上からかぶせる構造だと聞いている。実物を見たわけではないが、外すにしても、いったん持ち上げてずらす。

Q:緊急に作られたタンクはみんな同じ形なのか。

A:みんな四角い。タンクの天板からの作業は恒常的にある。そこから水を汲みだして移すなど、恒常的に作業をしている。天板からのアクセスを考慮してそのような形になっている。

Q:蓋が落ちなければ人間は落ちなかったのか。人間が落ちたから蓋も落ちたのか。構造上の問題もある。蝶番をつけるとか、チェーンをつけるとか、対応策を。

A:わからない。今、そういった対応も含めて検証中。

Q:その時、社員はどこにいたのか。

A:タンクの中に2人。元請けの社員が1人で上った。

Q:柏崎では何が起きたのか。

A:資料を用意していないが、電気を送るための路線が集中している部屋があり、組まれた足場から、そこの写真を撮っていたところ、3.5メートルほど落下してしまった。重症ではあるが、幸い命に別状はない。被災したのは協力企業の方。

Q:タンクの作業は、安全帯をつけるマニュアルだったのか。

A:マニュアルというよりも、基本動作。最初に現場に入るときに、日々、高所作業の中で、作業員全員に繰り返し伝えられる動作。なぜ安全帯をつけなかったのかわからない。

Q:1月15日に安全総決起集会があった。しかしその日の午後、グラインダーで怪我。19日にも事故があって、20日には死亡事故。すごく事故が多い。

A:ご指摘の通り、今年の決意として安全集会をしたけれど、根本的に安全対策の上に問題があるのではないか。見直しをかけて再開したい。

Q:死傷事故発表の場合、敷地内であれば、発表するのか。被曝の問題も、必ずしも敷地内で起こるわけではないので、線引きがどうなっているのかわからない。

A:基本的に、公表は、敷地内で起こって重大な災害については公表している。外部から救急車を呼ぶとか、治療行為があったとか。戸外で起こった事故については、関連の作業があって、現場に行く作業のダンプが事故を起こした場合は公表することもあるが、敷地外で我々から把握できないものは公表できない。被曝の問題は、作業の部分は積算をしているので、自分でわかる。体調が悪いとか、労災を申請するとか、その時点で、我々が関わるかはケースバイケース。はっきりわからない。

Q:被曝の問題を、積極的に東電さんがやっていると見えない。

A:作業員の方の被曝は、積算でデータを持っている。放射線管理というのは、元請けを通して、放射線協会とデータを共有している。いろいろな機関の方が因果関係を調査することになっている。毎日の作業の後で、外部被曝を確認している。不幸にしてガンになったとしても我々は因果関係がわからない。労災を申請するようになればわかるかもしれない。疫学統計、医学調査は我々はやっていない。

Q:救える命が救えなかったのではないか。サイト内に病院を作るのか。ドクターヘリの常駐化は。

A:24時間、常駐の医師を考えている。ドクターヘリの常駐化は考えていない。

Q:作業員の方はショックだよね。2日続けて亡くなったのだから。苛酷な現場なのだから、救える体制を整えるべき。東電と国の責任で。

A:答えなし

Q:タンクの構造から、蓋を置く場所がないのでは。幅はどのくらいあるのか。

A:あくまで緊急設置のタンクだったので、構造も含めて確認している。その後の雨水タンクは、汚染水のタンクも含めて溶接型になっている。問題点の洗い出しをしている。

Q:外部の目を入れる気はあるのか。

A:外部のコンサルタントを入れて安全上の対策をとった。

Q:東電のいう外部は外部ではない。検討委員会を立ち上げるとか、抜本的に考え直すべき。体質改善問題も一向に改善していない。

A:足りないところがあった。反省。

Q:今までも、天板をあけて点検する作業はあったのか。

A:あった。点検のためにあけたり、機器の搬入のためにあけたり。

Q:明かりとりというのは、この天窓だけなのか。

A:中には照明もついている。少しでも明るくして中を見たいと思って開けようとしたのだと思う。ハンディタイプの投光器も持って入ったが、さらに明るくしようとした。この検査の時は、一般的にマンホールから明かりを得ていたと聞いている。

Q:「意識あり、汚染なし」と書いてあるが、これ「汚染あり」だったらどういう対応をしたのか。

A:まず除染という作業になる。外の病院に行くことを考えれば、表面汚染の基準は、1万3000cpmだが、人命優先で、汚染のまま運ぶこともある。病院で除染。

Q:2Fの方は1人で作業をしていたのか。

A:6人で作業。他の5人は、同じフロアの別のところにいて、準備作業をしていて、その1人が作業を。事故の際は1人だった。同じフロアにはいたが、別のところにいて。

Q:このお椀はなんでできているのか。

A:重量は700キログラム。円筒形で、直径1メートル、高さ45センチ(または60センチ)の筒。臼のような形になっている。材質は炭素鋼。

Q:第2の被害者の方の年齢は。

A:40代。

Q:作業員の方にはショックなことだと思うので、通り一遍の対応ではなくお願いしたい。ドクターヘリ常設、サイト内の病院設置、何らかの対策が必要。40年も50年も続く廃炉作業だ。付け焼刃で当面の、という話ではなく、労働安全衛生と医療体制をきちんと整備するようにぜひとも考えてほしいと、常務にも要望としてあげてほしい。このままじゃ、作業員の人も作業できない。


◆東電交渉◆
ホームページの記載漏れ

A:ホームページの掲載については、説明資料に新規の内容が含まれていれば掲載する。ご指摘の9月18日のいわき市漁協への説明資料は、これまで当社が公表した内容の範囲内であるため、ホームページの掲載は行っていない。8月25日と9月18日、資料の体裁は変更してあるが、内容はほぼ同一。

Q:新たにデータ出て9月18日に載せているわけだから、9月18日の分として載せるのが筋じゃないか。

A:データはその都度、ホームページにアップしている。

Q:それは確認取れない。漁連の方に渡した資料は、ホームページに逐一載せてほしい。一般市民が知ることができるようにしてもらわないと、内容をチェックできない。今後はこのようなことのないようにしてほしい。昨年の12月からはその都度、資料を公開しているので、この形でやってもらいたい。9月18日の件は非常に疑問で、このことを知りえたのは報道陣から。漁連に説明した資料はそれしかない。

A:ご意見としてはわかる。今後は、そのように。

4号機燃料取り出しの延べ作業者数
A:続いて、4号機の燃料取りだし作業の被曝量の分母となる「延べ作業者数」。延べ1万4000人の方が作業した。その後集計が進み、ロードマップには、4号の集計が載ってきているので、確認を。

Q:その中で最大はいくつだったのか。

A:12月のロードマップで集計が終わりまして、最新のデータ。燃料取り出し作業で、個人線量の最大は4.26ミリシーベルト。キャスク取扱い作業は、個人線量12.06シーベルトが最大。

Q:この間は6.2とか…。倍だね。

A:はい。12月で燃料の取り出しが全部終わり、公表させていただいた。作業には遮蔽材を設けるなど、被曝対策を行ってきた。被曝線量が低減してきたこともグラフに。

Q:線量計のメーカーと機種を教えてほしい。統一なのか。

A:メーカー名、線量計は2つあって、1つはガラスバッチ、1つはAPD。最終的にはガラスバッチで行うと思う。

Q:低めに出る懸念はないのか。ガラスバッチは、正面からは丸々拾うけれど、後ろや横からは拾えない。

A:積算になるので。積算していくものなので。体が遮蔽になるんじゃないかという話だと思うが、可能性はゼロじゃないと思う。今回、事故が始まってからの話じゃなくて、昔から言われてきた。

Q:メーカー名、次回でいいので教えてほしい。

A:メーカーがわかると、何かあるのか。メーカーと関係ないんじゃないかと思うが。

Q:校正はどうしているのか。測定値が保障されているのかも、説明してほしい。

A:放射線管理のイロハですから、しっかり校正している。当然、全部やっている。決められた通りにやっている。

Q:アルゴリズムもいろいろ違うだろう。

A:それは申し訳ないが我々ではわからない。

Q:次回、メーカーと機種。校正のやり方もわかれば。外部被曝の評価は、ガラスバッチの数字だけか。

A:APDで積算したものとガラスバッチを突き合わせている。一般的にはガラスバッチでやっていると思う。

Q:体の後ろからの被曝は差し引くとか。

A:していない。

Q:作業員さんが毎日、数字を書き込んでいるのか。

A:ガラスバッチは月に1回。

Q:その日その日の分は。

A:APDで、各個人が。

Q:APDはポケットに入れているわけか。後ろからの分というのは。

A:先ほどから言っているように、していない。

Q:では、実際の被曝量は、数割増と考えればいいのか。

A:わからない。

飛散防止剤の希釈問題
Q:では関連して、例の3号機のガレキ撤去の飛散防止剤の報道は。

A:メーカーでは10倍推奨という新聞記事だったが、そもそも我々は100倍でも飛散しないと確認をとっていた。4号機と3号機のほとんどの作業は100倍で終えた。8月に、大型のガレキを動かすため、クレーンを動かそうとして、その下のダストが、飛散防止剤が浸透していなかったために飛散した。思い当らなかった。希釈濃度も10倍に戻した。新聞記者にもそう話したのだが、記事としては、一つひとつの事実は間違ってはいないが、全体の話は書かずに、100倍でダストが飛んだように書かれたと我々は理解している。

Q:8月の南相馬のお米のセシウム汚染については、いろいろ見解があるようだが、大型クレーンの下の部分のものが飛散したのではと、より丁寧に撒く、頻度を増やす、濃度を変更した。その変更はいつなのか。

A:作業再開は12年の10月。8月に起きて、作業は2カ月ストップ。飛散濃度と頻度。大きい機材を動かす時、大きいガレキ撤去の際、頻度と濃度を上げている。以来、上がっていないことを確認している。

Q:マスコミが間違って書いたのだということでいいのか。

A:マスコミの書いたパーツの一つひとつは正しいけれど、100分の1の作業でも飛散はなかったとは書いてくれない。問題ないと書いてくれなかった。反論は、ホームページに載せてある。マスコミは書いてくれないので、それ以上できない。

Q:8月から3号機の作業では、100倍に希釈し、回数を数日から数週間ごとにするよう指示したという、これのことか。

A:どういう取材で書いたのかわからないが、希釈度がメーカーは10分の1、原液を推奨だが、我々は、試験をやって100分の1でも大丈夫という認識だ。使用者側は使用者側で、100分の1でも大丈夫という確認をしている。試験をやっている。燃料プールに飛散防止剤をできるだけ混入させたくないという思いがあった。

Q:温度も含めて実験したのか。夏の暑さも。

A:通年通して、4号機では100倍で。

Q:その判断は東電の判断ということか。

A:我々。売る側は原液を勧めている。

Q:投下線量の発表が、何分平均で出しているのか。施設は10分でしょうが。

A:連続ではかっているから。積分値で。計測は連続で、放出量は積算の値でやるので、抜けはないと思う。モニタリングポストのことなら、

Q:構内の被曝量は。

A:各地点のモニタリングポストで。パーアワーで。

Q:1時間の平均で出すのか。

A:そこに1時間いたらを評価する。

Q:どんどん変われば。

A:どんどん変える。

Q:一番高い数字を出すのか。

A:なんか、本質的な議論とは思えない。平均値で実測値に近い数字になる。8月13日、19日当時のダストのデータが分析されて、このくらい出たと分析した。ぶわっと出たのがぶわーっと流れていって、モニタリングポストの計測を。人の被曝は、個人線量計があって、それを見ているので特に問題があるとは思っていない。一番問題だったのは、当時、その近郊にいた人かと。ダストが降り積もって、過酷な過去の気象データを基に、高めに出るような気象条件を当てはめて、そこにいて被曝したらどうなるかと分析した。

Q:瞬間的に上がったものはわからないのか。

A:それも積分値に入っているから。

Q:瞬間的に上がったものは、そこに線量計があればわかるが、リアルタイムにはわからない。

A:人がいれば、その人の線量計が。

汚染水問題
Q:今日の原子力規制委員会で、タンクの汚染水を処理して放出する方針が報道で流れている。普通は東電が「流したい」と言ったのを、規制庁が止める役割だと思うが逆。田中委員長は「流せ流せ」と。傍聴した人の話だと、「タンクの死亡事故が出たのも、、汚染水を早く流さなかったからだ」とまで言っているが。基本的な方針として、タンクの汚染水、特にトリチウムをどうするのかは、現在検討中ということでいいのか。そこが明確でない状態で、歯止めなく次はタンクだとなってきている懸念がある。

A:基本的には、従来から説明しているように、世界中の英知を集めて、トリチウムの対策を確認。その上で、関係する方々にもご理解いただいた上で、何らかの対策をということで。

Q:地下水ドレン、サブドレンの放射能濃度。

A:国の監視強化検討委員会で配られた資料35ページ、去年10月にまとめたデータ。資料の位置づけは、サブドレンピットの数字、浄化装置を通ったときの数字、正式なデータになる。1回から5回まで時系列的に示したもの。

Q:去年10月のデータが最新なのか。

A:そのあとは、ここで一区切りしていて。

Q:その後、濃度検査はしていない。

A:今は議論をさせていただいているところで、タンクの水質を排水前に常時出していくことになると思う。

Q:1番ピットのトリチウム、これ凄いね。計測もしていないのね。

A:けっこう線量が高いところなので、頻繁に行きたくないということもある。運用になってからはこれからの話。

Q:新たなトリチウム対策。

A:地下水バイパス、サブドレンとは別にタンクに溜めたトリチウムはどうするのかというのは、国のトリチウム対策フォースで3つの会社が手を挙げているようで、トリチウムの除去の研究開発を行っている。また、規制委員会の中で、規制という面からどうするかも検討されている。今、福島第一に関して実際に運用ということまでは言及できないが、トリチウムをどうするかという話をしている。我々としては、まず地下水を下げるという目的で、地下水バイパスを運用させていただき、サブドレンを運用させてくださいというお願いをしている。独自濃度として、基準値よりずいぶん低い数字で運用する。排出させていただけないか、事業者側に。

Q:いつぐらいのめどに。

A:地下水ドレンのときも時間をかけた。サブドレンについても時間をかけて説明を。タスクフォースの話なので、国が検討しているので、はっきりとスケジュールまでは。

Q:漁業者の方に説明するとき、何が一番問題になっているのか。

A:放射性物質に対する風評へのご懸念が強く、トリチウムの懸念も大きいので、国際的な基準をお話して、基準を必ず守るので、排出させていただけないかと話をしている。

Q:トリチウムの新たな対策という意味は、トリチウムを除去する方法の開発ではないのか。

A:それはどうしてもタスクフォースの話。

Q:もんじゅで何かあったのでは。

A:もんじゅでも、世の中にトリチウムの処理技術はないのかといえば、ある。高い濃度で少量のものを処理するという技術はある。且つ、処置したあとの濃度は、1Fで高濃度と言われているものよりも、汚水濃度は高まっている。1Fにあるのは、それよりも薄い。薄いというと怒られるかもしれないが。実際に相対的に薄い、そして量がべらぼうに多い。薄くて量の多いものを処理する方法はない。濃くする技術があったら教えていただきたい。それができれば我々もやりようがある。

Q:今、トリチウムは総量でどのくらいある評価なのか。

A:1000兆ベクレルくらいある。

Q:1000兆ベクレルを、規制庁がOKしたら放出してしまうのか。

A:その辺はわからない。

Q:規制庁がいいっていえば。

A:規制庁は、あくまで規制する側。

Q:1 Fが稼働していたときは、年間2兆ベクレルを放出していたと思う。1000兆ベクレルは、500年分にあたる。500年で放出していたものを出すなんて、とんでもないことじゃないか。

A:ただ、キャンドゥ炉は年間2500兆ベクレル出しているわけだから、それと比べたらそれほどでも。

Q:じゃあ、10ベクレルでやってよという話。量の時はキャンドゥを出して、基準の時はキャンドゥなんか相手にならないと説明するのはおかしい。

A:キャンドゥ炉が10ベクレルっていうのは、把握していない。飲料水はそうなっていると思うが、放出基準は10ベクレルだとは理解していない。

Q:もちろんそうだ。飲めるとおっしゃったのはそちら。飲んでも構わないと何度も説明されている。

A:違う。飲料水の基準と、放出基準は違う。キャンドゥから出ている49万テラベクレルをリリースしていいと、向こうの原子力規制庁にあたる方のレポートで、向こうが出した数字をそのまま飲むといっている話じゃなくて、リリースしている数字、河川の数字、WHOの基準もあるという話をしている。

Q:放射能は少ないほうがいいに決まっている。基準があっても、事故で出された総量はいくつで、いつまで出すのか、聞いている。みんな不安に思っている。総量規制はあるのか。一切お答えがないままに、基準はこうだからいいんだという話では、漁業者も市民も納得しない。

A:期間にも影響するけれど、1Fは汚染水のタンクまでは、1000兆ベクレルと算出できる。この先、いろいろな対策をして、地下水を減らす努力をして、増える量を減らす努力をしているが、最終的にどうなるか、総量はわからない。ある意味、この先、原子力発電所を何年動かすんですかということと一緒。我々は動かしているわけじゃなく、どんどん出す量を減らそうとしている状況。

Q:レベルが違うと思う。もちろん原子力発電所の価値評価はいろいろある。電気を発電している発電所のメリットとデメリットの関係と、今回のトリチウムのように、大事故を起こして本来出すような量じゃない量が、原子力発電所から出てくることに、いわきの人、福島の人、全国の市民が懸念を持っている。運転している原発と比べるのはおかしい。本来出さないはずのもの。センスが違う。違う性質のトリチウムを余計に出すという認識がまったくない。

A:それは、詭弁に聞こえるかもしれないが、何年積算するかという計算になってしまうので議論が難しいかと思う。運転中と比較するというのは、そこしかないからで。何年かといわれても基準がないから。規制は規制庁だから。

Q:我々は規制しないと。本来出さないものをたくさん出している。

A:出しちゃった分は当然ある。

Q:規制は規制庁、事業は事業者。事業者が特定施設になった施設をどうしていくかは、日本で初めてのケース。規制しなければならない規制庁が「タンクも捨てなさい。海で希釈されるから」となった時に、東電も「基本的にはそれで行く」ってなるのは、漁業者の執行部が納得しても、一般の組合員は納得しない。我々だって納得しない。

Q:地下水はどんな具合なの。

A:去年は、毎日400m³くらい増えていたが、400のうち100m³減っている。

Q:バイパスで流しているからでしょ。

A:バイパスで流しているのはきれいな。

Q:きれいじゃないでしょ。

A:いや、きれいですよ。

Q:きれいじゃないよ。どのくらい減ったのって聞いてるの。

A:100m³。これから先は、凍土遮水壁を今年度末に工事を終えて、来年の3月には凍結を開始する予定なので。

Q:凍土壁はうまくいってるのけ。

A:まだわからない。3月から凍結開始。これから。

Q:本当に3月に凍るの。

A:凍る。

Q:みんな、聞いた? 凍るんだって。

A:時期的な問題があって、山側から凍結するという方法で。3月にすべて凍るのではなくスタートするということ。

Q:3月には凍らない。では、トレンチを氷で止水するのはどうなった。

A:もう、凍結しなくて、最終的にはセメントで全部充填した。トレンチをセメントで水を追い出したので、ほとんど水はなくなった。

Q:トリチウムをどうするのかという問題に戻ると、処理したものを出すということで、続けばズルズルと、タンクも含めて全部出しちゃうんじゃないのって懸念を持っている。どうするのか、見通し、考え方を示してほしい。

A:言える段階ではなく、トリチウムのタスクフォースを、処理の開発を踏まえての議論になるとしか。

Q:基本的には、新たなトリチウム対策はタスクフォースの推移を見守るとしかいえないということか。

A:はい。

Q:砂がトレンチに入ったまま。上をセメントで固めてもザルじゃないのか。

A:含まれた残水は少し残る。セメントで埋めて5000トンあったトレンチ内の水はほとんど追い出してあるので、それにくらべればほとんどない。

Q:なくなってるけど、海砂は下にあるので、埋まってないでしょ。

A:そこは埋まってないけれど、タービン建屋とつながっている立坑があって、そこを止水してしまえば、もう入りようがない。行き来のしようがない。

Q:基本的に砂は底。浸透層の役割を果たすのではないかと懸念するのだが。

A:下の周りはコンクリートなので、上からはセメントで埋めちゃうので。止まったままになる。

Q:構造物として健全性は保たれているのか。それで止まるのか。

A:地下水の方が、トレンチよりも高いところにあるので、下に溜まった水が出ていく可能性はない。

Q:絶対止まると。

A:止まる。

Q:わかった。メモしておく。「トレンチは止まる」

漁業者の賠償対策
Q:サブドレンの水を浄化しても、海に排水することによる漁業者への説明会で、風評被害の賠償を求められていると思うがどのように考えているか。

A:サブドレンや地下水バイパスで浄化して港湾内に排水することに伴う消費者のみなさまの買い控え。事故における損害が発生した場合においては、これまで同様に、個別に漁業者さまのご事情を伺って、関係各所と協議の上、適切に賠償させていただく。実際の賠償スチームを継続という形で考えている。

Q:それは納得しねえべナ。結局いま、トリチウムを全部流すっていうことだからね、サブもすべて流すという方針。個別補償をしますからそれぞれ言ってきてください、納得してくださいという賠償方法で、漁連にいくらという方法で、またやるのかという感じ。

A:これから、排水することによって、個別にご対応させていただくという答えで、これから廃炉に向けたお答えではないのでご理解いただきたい。

Q:それは今までの説明。ある程度、県漁連や市漁協の幹部には提示してんの。確実にサブドレンと地下水ドレンとタンク貯蔵水の大量排水となれば、風評被害も実害も確実に進むに決まってるわけだ。それを実行すると言ってるわけだから、個別補償の延長でという話では済まないよね。ここで言ってもしょうがないからこの程度にしておくけれど。進まないってことは、みなさんの方がわかっているだろう。

Q:では、水産加工・観光業者を含め、国主催の説明会開催は。

A:浄化装置を含めた水処理施設の安定稼働試験が終了し、現在、漁業関係者を中心に、試験結果や運用方法の説明をしているところで、福島県当局、福島県民、各種団体のみなさまに対しましては、福島県の廃炉安全協議会、安全県民会議で、適時、代表者に説明をしている。一般の人にはプレスとホームページで説明しているという、いつもと同じ回答で。

Q:いわき市の清水市長や、昨年の12月には内堀知事が、「広く県民にも説明してください」と要請しているが、把握の上できているか。なおかつ、市民には説明しないというのか。いわき市長は、市庁舎に復興本社の石崎さんを呼んで申し入れをしている。知事は会見の席で、記者から問われて発言している。把握しているのか。

A:市長の方に関しては、存じ上げている。

Q:知事は「関係の自治体、広い意味で県民に、そういった方々の理解を得るための説明責任を丁寧に果たしていくことが何よりも大切だと考えております」という発言。知事も国に対して「説明せよ」とおっしゃっているのではないか。

A:そういうことを踏まえて、同じ回答だが、県民会議の場で、代表の方にご説明し、プレスやホームページでご説明をと考えている。

Q:知事の発言を踏まえてというが、知事の発言は受け入れないということなのか。

A:踏まえてというのは、発言を把握していなかったので。

Q:直接説明する検討はしないのか。

A:そういう指示ではないと。直接説明ではなく丁寧に。今ある場を通じて、より丁寧に、と考えている。

Q:いわき市長も県知事も、わざわざこういう発言をしている。

A:いろいろな場でご理解を得る努力を。今はそういう考えはない。

Q:違う場を設ける検討はしないのか。

A:まずは漁連さんのご理解を得るということが第一段階。そこはきっちり。

Q:東電では、検討課題にも入っていないということなのか。

A:今はそう。

Q:ネットでね、汚染水問題を県外の人と話しても、県外の人には、汚染水の認識はない。トリチウムを流していることも知らない。説明してないんだもの。情報がない。

A:懸念される方も、基準内ならいいという方も、いる。

Q:今の枠組みでやったら、理解は全然進まない。
いわき市以外の方はトリチウムが流れていることを知らない。原発問題に関心を持っている人も知らない。どう考えるのか。

A:規制当局の基準を守った上での話なので、上乗せして、どういう議論をするかはまた別問題。いわきの漁協さんは、風評被害の話が直接絡むので、お話させていただいている。

Q:漁協さんというけれど、海は漁協さんのものなのか。私ね、山の案内人をやっているんだけど、今ね、毎時0.23μシーベルト以下じゃないと、山に入れないのを知っている? 子どもたちも行けないの。山のてっぺんは、0.4あるから連れていけないのね。そういうこともあなた方が知らないように、トリチウムのことは、一般市民は知らないの。一般市民にも説明してっていっているの。ホームページでじゃなく、東電側から説明をしなさいよ。危険じゃないんですよと。

A:トリチウムが危険か危険じゃないかは、どこまでが危険かは。

Q:トリチウムに関しても、サーフィンする人もいるし、民宿やっている人もいるし、そういう人たちにも必要。誤魔化さないで。なんで東電さんから説明会しますっていわないの。不都合があるからやりたくないわけでしょ。

A:危険っていうことではないので。

Q:危険じゃないなら、危険じゃないんですよと説明できるじゃないの。

A:危険じゃないことを説明する理由がちょっとわからない。

Q:これだけのことを起こしておいて、その理由がわからないっていうのはね、あなたの頭がわからない。

A:あの、たとえば1500という数字が、安全かどうかという基準は別にあるし、それに対して危険だと思う人もいる。

Q:だから、それはその人の捕え方だから、集めて聞いてみたらいい。

A:そこで、実際に風評被害がある可能性がある漁協さんには個別に。

Q:ほかの人だって、風評被害は受けていると思うよ。

A:お金は実害だと思うけれど、放射線は風評だと思っている。1500という数字の実害は出ているけれど、1500のリスクは低いので、問題はないとリリースしている。我々の主張ではなく、規制庁の基準。

Q:1ベクレルでも嫌だという人もいる。

A:いらっしゃる。それは、我々だけでは解決しない。国を含めて、いろんなところで議論した数字が今の基準なので。1500を決めたのは我々。6万という数字を決めたのは国。1万という数字を決めたのはWHO。いろんな国際機関が決めた基準。ずっと低い値でやりますってことで1500に決めた。1500で安全か危険かということではない。逆に言えば、6万でもいいんですよ。基準だけを守れというなら、我々は6万でもいい。でもあくまでも。できる努力をして、1日1500で。

Q:計算の根拠はあるのか。

A:後で出てくる。次の質問項目で。

Q:説明会をやってほしい。国主催による説明会を開催するよう、東電から言ってくれという質問。

A:我々はちゃんとやっているつもりなので。

Q:俺らは、やってるから国に言う気はないと。

A:国と調整して進めている。

Q:何、何、何? 国と相談して回答してんの。市民説明会をやらないっていう結論になる協議を、国としてるの。漁協と県の会議はいいけど、国民、一般市民にはやらないと、国と協議して決めたの?

A:説明方法を国と協議して。

Q:国もそういってんの。国もやらないと。

A:やらないというか、こういう説明の仕方をと。

Q:国は、おととしの6月に、福島といわき市でやったわけじゃない。それを想定して聞いているんだけど、それも国と協議して「やらない」と回答したのね。

A:やらないということではなく、「説明会をこのように進めていきますよ」という確認をしている。我々の方でやってきた説明方法で。

Q:国が一回やった事例があるので、国にはいいなさいよ。13年の説明会のような事例に沿った説明会を。そういう質問だよ。

A:地下水バイパスをやった時と同じような形で、地下水バイパス、サブドレンについて国が実施する説明会をということで、国は「実施するつもりはない」といっている。それは聞いている。確認している。

Q:国はどこなのか。

A:経産省。部署はわからない。本店がやっているので。

Q:漁連の説明会で一緒に座っている人は?

A:経産省のエネ庁の。

Q:そういうことでいいのね。答えないようだけど。確認して教えて。

トリチウムの海への排出量
Q:一昨年の8月21日に、護岸から放射性物質が海へ出ているということで排出量を計算して。

A:護岸の観測の井戸を掘って、海側のセシウムやトリチウムなど全ベータ、数字があがっているという話が、観測を増やして計測していた状況で、潮の満ち引きがあるので、潮が満ちたとき護岸に水が入り、干潮になると海に向かって地下水と一緒に流れ出ていることが否定できない。海への流出が確認。観測結果、トリチウムでいうと、20兆から40兆ベクレル流していましたという報告。地下水ドレンの話が出たとき、日に150兆ベクレルくらい出ているという話から、地下水ドレンをくみ上げて減らしていきたいというお話をさせてもらったが、これがベースで、くみ上げて減らしていく。8月2日から、1年半測って、2011年の3月から出ていると考えて。

1500ベクレル運用目標値の根拠
A:先ほども言ったように、1500に理由があるかというとない。規制庁の5分の1くらい。

Q:全ベータというとき、どうしてトリチウムが入らないのか。

A:トリチウムは計測の方法が。本来は、核種ごとに分析したほうがベストなのは間違いない。ストロンチウムは1か月くらいかかる。

Q:運用目標値の話をしているので、トリチウムを別にする理由は。

A:トリチウムはその段階である程度わかっているのと、分析ができるから。全ベータも分析ができれば、ストロンチウムはいくつとか、核種の基準が決まっているので、そこから割り算しても、同じ結果になる。トリチウムはご存知の通り、ストロンチウムよりもずっと影響が低いので、ストロンチウムとトリチウムは別にしている。今後、分析の方法が進んで核種ごとに分析できるようになれば、細かくなるかもしれない。全ベータでくくっている部分が。

Q:測定方法も動くように、トリチウムの危険性だって、知見が集まってくれば変わってくるとか、危険性が全部わかっているわけじゃない。わかったら変わってくる。とにかく出す量が凄いですから、できるだけ出さないのが日本中の願い。もっと低くてもいい。なぜ1500なのか。

A:そこまでいうと、なぜ6万なのかになる。

Q:限りなく低くしてほしい。

A:そこは全体のバランスになってくる。タンクにため続けるリスクとのバランス。

Q:リスクっていうけれど、そのリスクの責任は東電にある。

A:責任問題と一緒にするのであれば、もう議論はできなくなってしまう。責任が我々にあるのは当然のこと。なので、我々がなるべく低くしたいと考えている。逃げるつもりはない。

Q:責任問題なら議論はできないっていうような言い方をされると。

A:1500が高いか、低いかという議論はできない。

Q:1500より低くしてほしいといっている。

A:そこはわかる。しかし、それを我々に言われても。じゃあ、500にします、1000にしまうとは言えない。

Q:努力してほしいと言っているのに、感情的に他は6万だと出されることが。

A:低くするということは我々も。

Q:希釈してほしいってことじゃない。

A:ほかに手がない。溜めるか出すか。汚染水と一緒にどんどんタンクが溜まるリスクと、なるべく低いものは排水して汚染水を増やさないってことのバランス。

Q:トリチウム対策が排水しかない。流すことしか考えていない。流すのは対策じゃない。

A:今、我々ができるのはそこまで。リスクを減らす最大の方法だと思っている。トリチウムを減らす方法は、国のトリチウムタスクフォースの中で並行してやっているので、そこで革新的な技術ができればなくすことができるので、海に放出する必要はなくなるけれど、今ははっきりとはわからない。やっていないわけじゃない。

Q:タンクが建てられないという話なのか。タンクのリスクというのは何なのか。

A:敷地が限られているから。これが即ち、福島の復興を遅らせることになる。そうでしょ。リスクがどんどん増えていく中で、帰還しようという気になるか。

Q:大熊は帰還するんですか!

A:帰還しないという方もいるかもしれませんが、帰還したいという人もいる。

Q:トリチウムを出したら、もっと帰れなくなるでしょ。

A:だから低い値で流している。

Q:タンクのリスクっていうのは、タンクができると戻る人が来なくなるってこと?
汚染水を増やすよりも、トリチウムを含んだ水を流したほうがいいのか。その判断は主観的なものじゃないか。住民の心情はさまざま。
汚染土は捨てられないから処分場を造るわけでしょ。汚染水は流せるから海に出しちゃうって話じゃないか。土と同じように扱えばいいだけの話じゃないか。

A:タンクを置く場所をどこか用意するという話なのか。至るところに作ることになる。汚染土も、ある濃度以上のものはそういう管理をするだけで、一定濃度、トリチウムはずっと低い濃度でがんばってなんとかしようとしている。濃いものを出す話はまったくしていない。

Q:危険じゃないものなら、タンクに置いても危険じゃない。

A:規制庁、エネ庁とも、ベストの方法はどれかと考えたうえで。我々だけでは判断できない。

Q:判断できないようなものを作ったのはあんたら。

A:それをいうと、何も言えない、議論できない。

Q:議論する必要はあるよ。責任あるんだから。

A:責任を逃れているつもりはない。

Q:時間切れ。項目が2つ残っているので次回は早めに。

第16回東電交渉「テーマ:汚染水海洋放出」

汚染水海洋放出問題で「市民説明会」の開催を要望したところ、(1)東電側が決めた場所で (2)参加者は40人程度で (3)名簿を提出して (4)市民説明会という名称を使わずに東電交渉の延長線ということであるなら、という数々の条件をつけられて開催しました。「なんだか変なの~」と思うのですが、今までは漁業関係者しか聞けなかった東電の説明が聞けて、とてもよかったです。
結論としては、「1500ベクレル以下のトリチウムは海に流します」でした。
20141222.jpg

第16回 東電交渉 2014 -12 -22 (市民参加者45名)
日時:2014.12.22 13:00~15:30
場所:福島県いわき市第一興和ビル1階

資料1 海洋汚染をより確実に防止するための取り組み
資料2 海洋汚染をより確実に防止するための取り組み~浄化試験結果~



議事録は下記に。
かなり長いです。↓

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Appendix

プロフィール

やいちゃん

Author:やいちゃん
福島県郡山市在住のフリーライター人見やよいと申します。「平和・環境・市民運動・脱原発」系の記事を書いています。立ち位置は、右でも左でもなく、ド真ん中王道だと思っています。こおりやま「楽笑村」 代表、原発いらない福島の女たち WEB担当、福島原発告訴団、フクシマ・アクション・プロジェクトなどで活動中。

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