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ベラルーシの旅 その3

きょうは、一緒に旅したドイツ人たちの話。

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ドイツ人というと、「まじめ」「がんこ」というイメージがあったのですが、そのイメージは、おそらく間違っていませんでした。一緒にいて思ったのは、「何事も徹底的にこだわる民族なんだなあ~」ということ。曖昧さを許さず、納得するまでディスカッションは欠かさないし、「まあ、それでもいいわ…」なんていう妥協は、ドイツ人の辞書にないみたいに見えました。

ミンスクで合流した初日の夜、これからの行動についてミーティングがあったのですが、そこで最も議論が白熱したのは、オペラ座に行く方法と着替えのタイミングについて。3日目の夜、オペラ座へ行ってホストファミリーたちと初対面し、そこでバレエを鑑賞するというレクリエーション企画が予定されていたのですが、「普段着で構わない」という情報を鵜呑みにした日本人チームは、特別な服装も靴も用意していなかったし、昼間の服装のままで行くつもりでいました。なので、白熱議論が始まっても、「おいおい、聞いてないよ~~」と、ポカーン…。「ホテルに一旦戻って着替えて地下鉄で行こう」という意見、「そのままバスで行ってオペラ座のトイレで着替えよう」という意見など、さまざまな意見が飛び交っているらしく、なかなか結論が出ません。結局のところ、オペラ座のトイレで着替える案が採用になった様子なのですが、「いったいどんな服装が必要だったのよー」と、不安な面持ちの日本人チーム。
ドイツ人の白熱議論ぶりは、見ていてとってもおもしろくて、バーに行っても、「あ、わたしも同じのでいいわ」なんていうメニューの決め方はドイツ人の辞書にはないらしく、いつまでもいつまでもメニュー片手に吟味。納得いくまで話し合うこだわりは、何だかとってもかっこいい☆
周囲に流されず、自分の意見をちゃんと持ち、きちんと主張するドイツ人。空気を読むことが何よりも大事~って思い込まされていて、ついつい周囲に同調し流されてしまう日本人は、見習いたいです。

さて、問題のオペラ座の件は、地元の人たちもトイレでドレスアップしていましたので、トイレで着替えるが正解だったようです。というか、オペラ座は、観客もおしゃれして集まり、オペラやバレエを鑑賞するところでした。日本人チームは、普段着にブーツやスニーカーで行ってしまい、少々場違いだったかも(外国人旅行者なので勘弁してください…)。

どんなに「普段着OK」というインフォメーションがあっても信じちゃだめだめ(*^。^*)、外国に行くには、ちょっとこじゃれたワンピースと、ローヒールでいいからパンプスは必須なんだなあと思った次第です。あと、キラキラしたアクセサリーやショールなどがあったら完璧だったかも~。次回への備忘録として書いておきます。

そうしたドイツ人に感化されたのか、「言いたいことはちゃんと言おう」と思ったやいちゃんは、レンタルしていった国際Wifiが現地でつながらないことを、ホテルのフリーWifiを使って日本の業者に連絡し続けました。業者からも、SIMカードの清掃や、端末のリセット、電波手動取得など、いろいろな指示が来ました…が、どれを試してもダメで、アンテナは4本立つものの、「Disconnected」の表示は変わらず、まったくつながりません。最終的には「本件の請求につきましては一切発生させないということで、ご対応いたしたく存じます」という連絡をいただきました。やれやれ…。つながらないことを除けば、対応も早く、親切で誠実な業者でしたわ。。。

このクレーム、帰国してから、「つながりませんでしたよ!」と連絡したのではダメだったようです。これも備忘録として書いておきます。みなさん、レンタルWifiのクレームは現地からその場で。
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ベラルーシの旅 その2

今日は、ベラルーシの料理の話。

食事は、すべてが美味しかったです。というか、ずっとほぼ同じものを食べていました。キノコとジャガイモ三昧。味付けはとっても美味☆

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真ん中の写真が、超お気に入りの「コートを着たニシン」です。ミルフィーユのようにきれいに重ねられたサラダで、細かく切った野菜の下にニシンが入っていて、色はビーツの紫色です。マヨネーズ的な酸味のある味付けが後を引く感じ。ミンスクの留学生、南ちゃんが「コートを着たニシン」って呼んでいたので、旅の最中、ずっとそう呼んでいましたが、本当は何ていう名前なのかしら~と検索してみたら、Cookpadにありました。あら、「毛皮のコートを着たニシン」だわ。本当に本当の名前だったのかあ~。

レシピが3つ見つかりました。
毛皮のコートを着たニシン
毛皮を着たニシン
毛皮(ビーツ)を着たニシンのサラダ

ほかに、キノコのスープ(毎食毎食、飽きずに食べてた! 美味しい!)や、「揚げ餃子」「水餃子」と呼んでいたジャガイモのお焼き(中にミンチが入ってるの)、ジャガイモのモチモチクレープ、それにかける酸っぱいソース、ボルシチ、デザート、みんなみんな美味しかったです。

でも、一番忘れられない晩餐は、3月31日の夜。
ホテルのカフェに降りて行くと何やらゴージャスな料理がテーブルにいっぱいで、「パーティーみたいだねー。写真撮っていい?」なんてパチパチやっていたら、本当にパーティーでした。
なんと、マイ・バースディパーティーだったぁああーーー。

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朝から、「今日、誕生日ですね」なんていう話題が出ていたんだけど、「そうそう」なんてあっさり言われていたし、テーブルでも「へえ、3月生まれなんだ。いつ?」「今日なんですよー」「へえ、そうなんだ~?」なんて言われていたし、「知っているけれど別に何の用意もしていないよー」的な演技も随所に散りばめられていて、まさか全員でサプライズを用意していたなんて~~~すっかり騙されました。

とっても幸せ☆

ベラルーシの旅 その1

Foe Japan(国際環境NGOフレンド オブ ジアースジャパン)の「29年の経験を学びに 若者をベラルーシへ」ツアーに参加してきました。まあ、54歳のやいちゃんも、「若者」の仲間入りってことで…(*^。^*)
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日程は3月29日から4月7日までの10日間。ツアーメンバーは、日本チーム5人とドイツチーム8人(スイス人1人、エストニア人1人、在独邦人1人を含む)からなり、それぞれ空路と陸路でベラルーシ入りし、首都ミンスクで合流しました。
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ベラルーシは、チェルノブイリ原発事故で放出された放射能の約7割が降ったと言われ(残り3割は、主にウクライナ、ロシアに降下)、世界最大の被害国です。事故後、子どもたちに甲状腺ガンが多数発生、汚染が移りやすいキノコやベリー、ミルクといった食事に問題があったと言われています。でも、実際に行ってみてわかったことは、ベラルーシの伝統的家庭料理には、キノコ、ベリー、ミルクは欠かせない食材なのだということ。昔から「ご飯」のように食べられてきた食材が、たまたま放射能を吸収しやすいものだったわけで、このことはそのまま日本にも当てはまり、いつか「日本人は魚を食べる民族だったので、汚染水による健康被害が広まった」と言われるのではないかと、恐ろしく感じました。
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ミンスクでは、大学のエコクラブと交流する時間があり、福島の現状についても、説明させてもらいました。学生たちから「福島第一は、石棺にしないのか」「日本人は、魚をこれからも食べ続けるのか」といった質問も飛び、福島の厳しい現実を改めて突き付けられました。学生たちから日本へのメッセージとしては、「なるべく多くのお医者さんに行き、診断を受けるようにしてください」とのこと。切実な声だと思います。
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1990年に設立された民間の研究所「ベルラド放射能安全研究所」にも行きました。ここは、放射線防護の研究施設であり、ペクチンにセシウム137を吸着する効果があることに着目。現地で多く収穫されるリンゴを原料に、ペクチン剤「ビタペクト」を開発しました。私もお土産として購入(1瓶4ユーロ、640円くらい)。同研究所では、ホールボディカウンターを受けさせてもらいました。セシウムの値が、20.25Bp/kgで、低くはないけれど、大人としてはまあまあ…という数字だそうです。
ちなみに、ペクチンが放射線防護にいいという話はベラルーシでは常識らしく、ペクチンの入ったお菓子が大人気(元々人気のお菓子だったらしいです)。中でも「ゼフィール」と呼ばれるマシュマロそっくりのお菓子は、ホームステイ先の食卓でも必ずのぼっていました。
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ミンスクから75キロ、ミンスカヤ州にある大型保養センター「ナデシタ」にも行きました。ここは、汚染地区の子どもたちを、1度に320人ずつ、24日間のプログラムで受け入れることができる、国内最大のリハビリテーション施設です。子どもたちはここで、必要な治療や生活指導を受けながら、学校と同じ授業を受けることができます。センター内には、甲状腺のオペが可能な病院が併設され、滞在費の7割は政府負担、3割は外国のNPOからの支援を受けています。国内には全部で9か所の保養センターがあり、子どもたちのケアにあたっています。こうした長期保養の仕組みが、政府のお金で大規模に行われていることはとても素晴らしいことだと思いますし、日本にもぜひ取り入れていただきたい仕組みです。
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今回の旅行は、ドイツ人と一緒に旅したせいもあってか、行く先、行く先で、「ここはドイツの支援」「あそこもドイツから」とさまざまな支援を見ました。汚染地区の家族を対象に、新しい村づくりが行われている場所にも行きました。私たちが見学したのは、ドイツのNPOの支援を受けて作られた移住村で、住居の作り方もドイツ風。大工、施主、ドイツからのボランティアの三者が協力して、セルフビルドで建てられています。ここで住宅を持つことができるのは、36歳までの夫婦で、最低1人は子どもがいて、その子が何らかの疾患を持っていることが条件。近くには診療所と学校があり、子どもたちは、みるみる健康になっていくといいます。ドイツは、よそさまの国に、避難家族が暮らせる村を一つ作ってしまったんです。40世帯くらいが暮らしていますが、現在も村は建設中で、夏休みには、ドイツの若者たちがテントを持ってやってきて、新たな住居作りを続けているそうです。何だかすごい。。。
ベラルーシは、ナチスの侵攻を受けて、首都ミンスクは壊滅的な被害を受けたそうです。市内で爆破されずに残った建物は3つだけという無残さだったそうで、残った3つのうち1つは、ベラルーシ文化の象徴だったオペラ座。そこをナチスは馬小屋として使用したため、破壊しなかったという、非常に屈辱的な歴史があります。
しかし、それから70年。ベラルーシ人とドイツ人は仲良しらしい。特にチェルノブイリ事故後、被害と財政難に苦しむベラルーシに、医療、保養、移住、食、さまざまな形で無償の支援を行ってきました。メルケル首相が話していた周辺国との和解と交流とは、こういうことなのかと思わされました。
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ミンスクにある「希望の庭」に、希望を書いた鶴を捧げてきました。

さて。ドイツ人は、とっても興味深い存在でした。常に、どんなことも妥協せず、ディスカッション! その姿がとってもかっこいいので、「あ、また、『ファイト!』が始まってる~~」と、やいちゃんワックワク。その話はまた今度。

コスタリカの民主主義。

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1月のコスタリカ旅行で、選挙最高裁判所に行ったんです。そこで出会ったモラリスさんが素敵で素敵で素敵だったので、日記に書いちゃいます。
「民主主義が私のアイデンティティー。民主主義を宇宙に広げたい」と堂々と語るこの女性は、選挙最高裁判所のスタッフさんでした。まるで判事さんか局長さんかってくらいに自信たっぷり。ぜひ、日本にも民主主義を広げに来ていただきたいです。

■モラリスさんの民主主義レクチャー(通訳・足立力也さん)
選挙最高裁判所というのは、この国である意味、最も重要な仕事をしている役所です。選挙をすべて組織して、実行に移して、検証して、選挙のすべてのことをやります。
こちらは、裁判所という名前がついています。このトップは判事さんということになります。普通の多くの国では、選挙のことは行政府の中に属しています。何かあった時、最終的には司法の場に持っていきますよね。他の国では、行政府、司法府がやっていることを行う、選挙府という第4の権力を作った、それが選挙最高裁判所です。
選挙に必要なものは、唯一「身分証明書」だけ。それがないと投票できない。
日本は出生届を出して住民票を持っていたら、選挙も一緒になっていますよね。でも実は、多くの国では、選挙登録と市民登録は別になっているんです。例えばアメリカもそうです。市民権を持っていても、選挙権を持っていない人が何百万人もいます。この国では、市民登録局を選挙行政の一部にしているわけですね。出生届を出して市民登録をしたら、自動的に選挙権になるということになっています。
ここがやっている仕事は32のセクションに分かれています。一番大事なことは、有権者がちゃんと投票できるようにすること。投票所までのアクセスをきちんと確保できること。例えば投票所まですごく遠かったりすると、投票しにくい事情が生まれてしまう。そういうことがないようにすること。投票者がちゃんと投票できる環境を作ること。例えば、移動が難しい、老人ホーム、病院、そういうところにも投票所を作ります。先住民の方の地域はものすごく奥地にあるんです。道もあるかないかわからない場所。そういうところにも行って、投票所を作り、回収に行くように、全ての先住民保護区に投票所を作っています。
この公職選挙法の中で、候補者に対して重視しているのは、ジェンダーバランスです。候補者は拘束名簿方式なので、1位、2位、3位と順位を決められるんですけれど、必ず、男性と女性が交互になるようにと、公職選挙法の第2条に書かれています。
もう一つ、2009年の改正で変わった点は在外者投票です。外国にいるコスタリカ人が投票できるようにすること。どうするかといいますと、日本だと1999年か2000年に始まったのですが、在外者が大使館に行って大使館員がやるんですよ。ここの場合は、大使館員は行政府の人間ですから、府が違うので、選挙最高裁判所の人間が各国の大使館に行って、そこで投票してもらって、結果をこっちに送るんです。実は在外者投票は今回が初めてなんです。どうなるかわかりませんが、この国では選挙はお祭りですから、お祭りを世界中でやれるのが楽しみです。
この国の最高法規である憲法には、投票は国民の義務であると書かれています。憲法上、投票に行かねばならないとなっていますが、投票に行かなかったからといって、何らかの刑罰やペナルティがあるわけではありません。あくまで、コスタリカ人としての道徳的な義務。義務は、逆にイコール権利でもある。投票に行くのに、何か妨害や不正があると、ここは裁判所ですから、訴えることができます。
「民主主義教育研究機構」というところが、私がいる部局になるんですが、ここでやる仕事は、投票率を上げるために何をすればいいか考えて、実行するところです。例えば、小学校、中学校、高校、大学に行って、選挙の出張授業をしたり、国内だけではなく国外も含めて民主主義を普及していくことを仕事としています。例えば、他の国で選挙の改革が必要であるというときは、ここの局の人たちがそこへ行って、助言をします。中米では選挙制度が変わってきています。例えば、選挙の裁判所というのは珍しいかもしれないけれど、中米では作っているのです。コスタリカから学んで作ったんです。
私たちがやっている仕事は、選挙の仕事ではなく、民主主義の仕事なんです。民主主義というのは、国をどう統治するのかではなく、生き方なんです。だから、何を基準に選ぶか、生き方としての民主主義を広げることを仕事にしています。私たちは、子どもの頃からそういう教育をすることが非常に大事だと思っています。選挙というのは、民主主義の一つの価値観としての表現。価値観とは何かというと、多様な意見があるという多様性です。多様性というのはバラバラという意味ではなく、いろんな意見がこの国にあるということ。それをみんなが認め合うということが、この国を一つにまとめるチカラになるのです。そのためには、人に対する寛容さが必要であり、透明性が必要である。そういうことを、小さいころから学んでもらうんです。
私たちのもう一つの仕事は、「情報を与えられた投票者」を作ること。大統領選も13人も候補者がいて、誰が誰だかわからないわけで。この人たちはどういう人なのか、情報を有権者に伝えていくことで、候補者と有権者の距離を縮めていくという仕事をしています。
私たちは、民主主義というものを、どのように実践していくかを考えています。先ほどもお話したように、民主主義は生き方なので、毎日の過ごし方が民主主義の実践になる。民主主義を生きるということが、私たちのアイデンティティーだし、そのことで私たちは愛国心を持つようになる。コスタリカ人にとっての愛国心は、民主主義であることなんです。私はまさにそういう仕事をしているので、全身に見えない「民主主義」という刺青を彫っているようなものなんです。そういう感覚で、私は仕事をしています。
おいでいただき、ありがとうございました。こうやってコスタリカの民主主義の説明を選挙最高裁判所の一員として、特に外国の方にさせていただけるというのは、民主主義を基調とするコスタリカ人にとって、とても誇りとするところでありますし、私の喜びでもあります。こうやってまたよりよい選挙制度、民主主義を、まずはコスタリカ中に広めていきたいし、他の国に、世界中に、最後は宇宙にも広げていきたい。ありがとうございました。

いよいよコスタリカです!

いよいよコスタリカに出発です。たくさんの幸運をいただき、旅立たせていただきます。「ブータン、キューバ、コスタリカ・・・死ぬまでに行ってみたい国」と、騒ぎ続けてきましたが、まさか制覇できてしまうとは\(◎o◎)/

帰りのNYではまたまた幸運をいただき、ピースボートUSで、福島のお話を伝える機会をいただきました。29日午前中、国連本部ビルの向かいにあるビルの3Fだそうです。もしNYにお住まいの方がおられたら、お会いしましょう、なーんちゃって(^u^)

いろいろがんばってきます。

現地は、コスタリカ研究の第一人者、足立力也さんの案内でまわります。コスタリカはいま、選挙戦の真っ最中で、とても熱いらしいです。

これで当分、海外はないと思いますので、思いっきり楽しんで、勉強して、吸収してきます。

Appendix

プロフィール

やいちゃん

Author:やいちゃん
福島県郡山市在住のフリーライター人見やよいと申します。「平和・環境・市民運動・脱原発」系の記事を書いています。立ち位置は、右でも左でもなく、ド真ん中王道だと思っています。こおりやま「楽笑村」 代表、原発いらない福島の女たち WEB担当、福島原発告訴団、フクシマ・アクション・プロジェクトなどで活動中。

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